【#GhostofTsushima】の誉れ高さについて。
ごきげんよう。我は境井仁(なりすまし)。
今回は、レポートなるものを完遂した褒美として購入した
電子遊戯媒体、【ゴーストオブツシマ】の誉れ高さを
【電子遊戯媒体の写し絵】をもとに紹介していこうと思う。
ただ普通に誉めそやすのは退屈やもしれん。
それゆえ、本解文では【別視点】【特別な視点】を中心に
紹介していこうと思う。
別視点は以下の通り。
・細かすぎて購入者以外には伝わらぬ要素
・筆者個人が誉れ高きと感じた部分
では、いざ参ろう。
【誉れ高き点 其之弌 とんでも日本ではござらぬ点】
以下の写し絵を参照願いたい。
さて。この何でもないような書道の作品。
我はこの細かい描写だけで感銘を感じた。
というのも、普段の海外電子遊戯媒体作品(海外のゲーム)にては、
日本的なものを表現しようとすると必ず
【スシ】
【サムライ】
【ニンジャ】
を強調しすぎるゆえ。
したがって、普段の海外電子遊戯媒体作品(海外のゲーム)においては
このいかにも武士的な哲学を感ずる
【忠心】
【隠忍】
【不動心】
という書写も、
【寿司】
【侍】
【忍者】
というものへ置き換わっていたやもしれぬ。
おまけに、上記の写し絵のような【本格的な書写】ではなく、
【フォント】で上記の三文字が表現されておることも珍しくはない。
とんでも日本ではござらぬ点として、もう一つある。
【日本人】の表現
である。
普段の海外電子遊戯媒体作品(海外ゲーム)であれば、これもはやり
純粋な日本というよりは、唐国や朝鮮人の顔立ちに近い、アジア系全般の
顔立ちが全て混ざっておるようなことが多い。
しかし、この電子遊戯作品にはそれがござらぬ。
もう一度上の親父の写し絵をご覧くだされ。
みてくだされ、この【温泉街で酒を呑むそこら辺のおやっさん】感、【午後21:00~24:00辺りに電車で酔いつぶれてそうな缶ビールおっさん】感、【遠藤章造の父親】感を。
我はこのおっさんを見た瞬間、
【この電子遊戯作品は「本物」ぞ】と感じた。
ここまでして【日本にいる普通の親父】にこだわっている作品
はそうそうない。
改めて、この電子遊戯作品ははや恐ろしいものであると言わざるを得ぬ。
ギリシア神話風に写し絵を撮ってみても、やはり抜けきれない
【そこら辺のおっちゃん】感。
これは、並大抵の作り込みでは再現できぬもの。
あな恐ろしい。
参考程度に、【他の作品における「日本人」】を見ていこう。
この者どもは、【セインツロウ2】という作品に登場する野党集団
【ローニン】の姿である。
【なんかちがう】のがおわかりだろうか。
まず、キル・ビルに完全に影響されておる。キル・ビルの呪縛から
完全に解き放たれておらぬ。
【アサシンクリード オデッセイ】のタカクラ・キヨシ。大坂出身で、大阪弁で話す。
さて、ここでも何か【違和感】があらぬだろうか。
日本刀と現代風の出立ちのミスマッチ感がすごい。
海外電子遊戯媒体作品のあるあるを吟じたい。
海外電子遊戯媒体作品のあるあるを早く吟じたいぞ。
海外電子遊戯媒体作品のあるある、ただいまより詠み上げよう。
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安易に刀持たせがち
忍者出しがち
ハラキリ言いがち
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以上のような例があるからこそ、【ゴーストオブツシマ】における
【日本人の再現度】にいたく感動したのだ。
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【誉れ高き点 其之二 「日本的な風景」のこだわりが凄し】
2点目は、
どこを切り取っても【トンデモ日本】的な風景ではない点が
特に誉れ高い。
上四枚の写し絵どれをとっても、【これはまごうことなき日本ぞ】
と思える要素が随所に見受けられよう。
庄子、木々、鳥井 そのどれをとっても、どれ1つが異様に主張を強くしているという所が見られない。どの風景を切り取っても【全体の和】に満ち溢れておる。この【和】を再現するのは容易ではない。
また例により、【他作品における日本】を参考として見ていこう。
先ほどのセインツロウ2にでてきた【ローニン】の施設内部。
施設名が【KANTO】なのも笑えるが、とにかくこの作品は
【スシとカタナと朱塗りの建物を出しとけば日本やろ】というスタンスでできあがっておる。それゆえ、突っ込みどころたくさんの楽しい作品になっている。
World of tanksの日本マップの例。
ここでもやはり、【朱塗りの建物バーンとおいとけば日本やろ】というスタンスが見てとれる。
これは海外からの京都や平安京のイメージが相当強いということの
現れやもしれぬ。
それゆえ、【朱の原色】や【安易な瓦屋根】がとにかく多いというのが
海外電子遊戯媒体作品の特徴である。
それにてらして見ると、【ゴーストオブツシマ】の【日本的な風景への作り込み】は凄すぎるとしか言いようがあるまい。
お寺ひとつとっても、手を清める箇所なども再現されており、いったいどこまで忠実に造っておるのだ、と感心させられる。
以上より、
ゴーストオブツシマの
【日本的な風景の作り込み度の高さ】は
誉れ高い点といえよう。
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【結語】
【ゴーストオブツシマ】は
・安易にアジア系を【日本人】としてとりまとめていない点
・忠実に【日本的な風景】を再現している点
の二つより、誉れ高いといえよう。
そして、忘れてならないのは
この作品を作り上げたものどもは、
【日本の文化に心から惚れ込んだ、熱い熱い海外の者ども】
が中心となっていることである。
製作者たちは黒澤明の作品「七人の侍」を見ていたく感動し、
そこから素直に感じた良さを、情熱を持って
【ゴーストオブツシマ】という形にした。
その努力と熱意と愛の結晶がこうして今も日本へ届き、多くの人々に
感銘を与えている。
人種も国境もなく、
【純粋に「いい」と思ったもの】から発されるもの。
これが何より人々を感動させるものである。
ということを、ひしひしと感じた。
さて、我は昨日この作品を買ったばかりゆえ、いまこうして
解文を書いているときにも物語を進めたくてうずうずしておる。
まだ物語も序盤ゆえ、これから先も長く楽しめそうだ。
長くなったが、我はここで失礼いたす。
おのおのも、蒙古には十分気をつけてくだされ。
では。
境井 仁(美川)