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異次元その198◉プレッシャー増加術

南1局の南家18000持ち3着目

四四四六七七七八⑤⑥⑦556

7巡目の手牌でドラ白
白はまだ場に1枚も出ていない動きの一切ない状況。いま⑥をスコーンと埋めてテンパイを果たした。

さて、この手をどうしてくれようか。
リーチするのは悪くない。
リャンメンテンパイであるしツモれば裏1で満貫だ。そんなこたあ知ってる。

ちなみに親はトップ目であり親被りさせるにもちょうどいい。
わかるわかる。そうだよね。

だが、私ならこれはダマ推奨だ。このダマこそがその後の麻雀に影響を与えるものとなる。
これを普通にリーチしてアガるとし、それを見たら私ならこう思う。

ふぅん……と。

ま、普通かなとしか感じない。
それに比べてこれをダマで開けられたらどう感じるか。そこを比較したい。

ダマの場合の感想は

なるほど、赤引いてくるなり三色になるなりを待っているわけだ。タンヤオあるリャンメンなのに曲げないのか、こういう人がリーチする時は打点がかなり高い仕上がりになってるから今後は要注意だな。
ソバテンになった事を嫌っているということもありそうだ。迷彩もしっかりするタイプと見受けられる。しかもドラが出てない場ということも加味してのダマだとしたら慎重さもなかなかだ、どうやら手強い相手と当たっちまったようだな。

くらいのことは感じる。

つまりこの手をダマで仕上げることにより今後リーチをかけた時のプレッシャーが強くなるのだ。現物以外は切れないような圧力がそのアガリにある。また、充分形のリャンメンテンパイもダマにすることがあるということを見せることでその後リーチをしてなくても警戒が必要という印象が加わる。安手ダマとはいえ勝負手を作っている時には躓きたくはないので警戒する。

リーチのメリットばかりに目が行きがちだがダマにはダマのメリットがおおいにあるということである。

どちらのメリットがいま有効かを相手やルールで選択すること。

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