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異次元その179◉どうせ取らないリャンカン

五赤六七八九⑦⑦⑧126678

ドラは⑨

さて何を切る?打牌候補は⑦⑧126

もちろん巡目や相手の進み具合次第で⑦⑧6切りも否定出来ないが、どちらかと言えばペンチャンを払うケースが多そうな手格好だ。
今回注目するのはその場合1と2のどちらから捨てるべきかと言う点について。
 
1切りとした場合。
ふむ、これなら次巡ツモ4となった場合に246のリャンカンが出来るので受け入れが多いイーシャンテンになる。ここは1切りからが正解。となりそうだが本当にそうだろうか?
よくよく考えてみるとリャンカンのイーシャンテンを採用する場合には⑦⑦⑧の⑧を捨てることになる。ピンズは⑦⑧⑨になれば三色で⑨はドラであるのにそれを否定してリャンカンを採用する気か?そんなパターンはほぼない。次巡ツモ4となった場合の自然な切りは打2である。つまり、2は不用牌。
端牌の1を先に捨ててまでして残した2が結局不用牌というのはおかしな話ではないだろうか。つまりこのペンチャンは2から払わなくてはならない。
通常は126とあれば1から払うのがリャンカン対応の良い手順であるのでここでも1に手をつけそうになるが今回はそのケースに当てはまらない。

リャンカンとはさほど良い形でもないのでリャンカンになっても今回のように取らない方がいいパターンは度々ある。どうせ取らないリャンカンなら内側を先に処分して安全性の高い手順を心がけよう。
小さな差だがその差こそが実力の差であると知ること。

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