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異次元その22◉降りを選択させない

計算しつくされた合理性は勝負師なら必ず求め、共通の認識とされるものだ。
だが、それは基礎でしかなく問題はそれをどう利用、応用
はたまた逆用し相手の裏をかく妙手とすることができるかにある。
その行動こそが勝負であり
合理性のみによる麻雀などただの仕分け作業でしかない。

例えば東4局南家で次の手牌

四五赤六七八①①②③④678

ドラ①で持ち点は19800点のラス目
巡目は7巡目
絶好のチャンス手だ。
これをダマにする
そして、1巡後にツモ切りリーチ。

ダマの1巡は祈る。
出るな!ツモるな!と

こんな手はリーチがいいに決まってる
だからダマ。
この1巡のダマにより相手から見たリーチの圧力に変化がある。
ツモ切りリーチだしたいした手じゃないんじゃないか?という押してもいい『言い訳』を見つけてしまうのだ。

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