異次元210◉手牌に組み込むタイミングから読む
歴戦の雀士である読者諸君なら理解出来ると思うのだが、麻雀中のツモ、切り、の所作のリズムはある程度の腕があれば皆同じで
不用牌→空中でそのままツモ切り。
小考牌→手牌へ寄せるがツモ切り。
有効牌→手牌の利き手側の端へ置いて不用な一牌を手出し、打牌後は即、端へ置いていた牌を手の中へ組み込む。
この3つのどれかを選択をするはずだ、しかしまれに有効牌を引いたのに端へ置いていた牌を手の中へなかなか組み込まない時がある。それを見たらこう看破していい。
今切った牌のソバテンだな。と。
もしここでいつも通りのテンポで端に置いてある一牌を入れてしまうとそれがどこに入ったか見られてしまう。その位置が今打牌した牌と離れているとソバテンが見破られかねない。だが全く違う位置に入れても手が揃ってないみたいで気持ち悪い。なので、皆の関心がもはや自分から離れる対面の打牌するタイミングまで待ってから手の中に組み込むようにしているのである。
手出し牌から読まれまいと意識するが故に取ってしまう行動は逆に素直だ。組み込むタイミングの違いからソバテンを看破して一点で待ちを鋭く止めろ!
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