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異次元その2◉スプリントレースへの誘い
東風戦オーラス33300点持ちのトップ目の南家の配牌
七八①②③159東西白中中
ドラは⑦
この手で親の第1打の①をチー。
この鳴きは一体どんな意味を持つのか?
この時の点棒状況は
東家25300点
南家33300点
西家19700点
北家21700点
という状況であり、南家の私は11600を放銃しても2着までしか下がらない点差で親以外は少し離れていて満貫ツモでもトップには立てない。そんな時にトップ目が1巡目からリャンメンチーをしたらどうだ?
このチーはスプリントレースへの誘い。
1巡目チーを見せつけて、この局は長期戦になりそうもない。じっくり手作りしてトップを目指している時間はなさそうだ。と思わせたらこちらのもの。
仕方ないからラス回避だけ目標にしてとりあえず急ごう。となり1人鳴けばまた1人鳴き、巻き込まれるように次々と門前を崩す。
親も鳴けばもうあとは気楽なもの。
3着落ちの可能性を下げてしまえばこちらの自由度は高くなるという寸法だ。(このルールは親の30符4ハンが11600)
また、似たようなケースでこんな時もあった。
私は2着目と16600点差のトップ目で2着目は親番、ラス目は800点のトビ寸前状態。
ここで私は発トイツのイーシャンテンになった。
三④⑤⑥⑧⑧34789発発 4巡目
発出ろ〜!発出ろ〜!!
と思っていたら上家の親から2が出た。
チー。
もちろん、1000点でもラス目から出ればフィニッシュという狙いもあるが本当の狙いはそこじゃない。
このチーの狙いは3着目を焦らせることにある。
私がチーした事で3着目が焦って門前を崩すのが狙い。
この局あってはならないパターンは3着目がリーチ棒を出すというものだった。
なので3着目さえ鳴きを入れてしまえばこちらのもの。
ラス目は800点なのでリーチ出来ないし、この16600点差という差はかなり大きな点差となる。
つまり、鳴きとは焦ってするものではなく、むしろ焦らせるためにするものなのだ。
そういった側面もあるということを知っているだけでも違うはずだ。
よくよく研究すべきだろう。
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