異次元その219◉早いと言うメリットをわざわざ失うな
四五赤五六六七⑦⑧⑨455南南
これは南2局で南家。ドラ⑦の3巡目の手格好である。
点棒状況は24800の3着目
トップ目と2着目は同点の28600。現在親はラス目の18000持ちだ。
ここでこの手、普通ならリャンメンリーチじゃないだろうか。ドラは2枚あるのでリーチツモドラドラで満貫であり充分だという考え。その選択は私も推奨したいところだ。ところが最近の研究ではシャンポンにしてリーチすることでハネマンまで見るというのがAIにより推奨されているようだ。それはどうなんだろうか。私にはそれはせっかくのチャンスを逃す可能性を高くする選択に思えてならない。
なので、今回の私の選択はシャンポンダマ。これがこの手の奥の手である。最序盤の巡目で字牌待ちでダマにしておけばすぐに出る可能性がある。そしてこの手はリャンメンリーチして出あがるよりシャンポンダマで南を打ち込んでもらう方が高得点になるのだ。
もし、それでも南が出ないまま7巡目8巡目と深くなってきたなら今度は(山にあるのかな)と考えてリーチもいいし。
ダマにしてるうちに4を引き戻したりしたらその場合は(迷彩だ!)とリャンメンリーチにするのもまた面白いと思う。
形だけや打点だけで選択せず、最序盤テンパイという強みを活かす方法を選択をすること。
その強み、メリットをわざわざ失うリーチはご法度である。
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