見出し画像

異次元218◉強敵ならば力で勝て


オーラス私はトップ目で親。対面は2着目で2400点差だ。
そこに3着目の上家からリーチが入る。上家とは13000点差ありマンツモ被害まではトップキープだ。
そこで私はピンフドラ1の1-4テンパイ。降りていればトップがあるが待ちはいそうだし手から出る牌も本命ではない。むしろ、やや安全寄りの牌だ。
まずはここはダマテンで。降りないなら誰もがそう考えるだろう。

だが、今回の対面は強敵だった。私が弱腰になれば間隙を突いて踏み込んでくるのは目に見えてた。この対面は超一流のファイターだ。
それに比べて上家は凡庸な打ち手なのでキチンと流局までにあがってくれるか分からない。

だとしたら!

リーチ!

私はここでリーチにした。マンツモられは3着になる選択だ。決して利口な判断ではない。しかし、それにより対面のファイターの攻撃をやめさせることさえ出来るなら!

ペショッと対面のファイターから私の現物が出る。次巡も現物。つまり降り。

超一流のファイターでもこの場面になればさすがに降りてくれた。

あとは、上家との一騎討ちだ。であるなら1-4テンパイは強い。

結果は4ロン。裏も乗って12000

これは上家と対面のプレイヤーがポジション逆なら絶対にしてないリーチであった。


ちなみに、雰囲気から察するに対面は降りた事でアガリを逃したようだ。

相手を強敵と認めるからこそ
力でねじ伏せないと勝てない時もあるのである。

気に入って下さったら、サポートお願いします。サポート金が集まり次第、不定期でこの戦術書の冊子を作って欲しい方にプレゼントしたいと思います。