新人研修のはなし
18年新卒です。
来月から社会人二年目だ。すごいなぁ。
この一年を振り返って、一番に思い出すのは入社式の次の日からはじまった二泊三日の新人研修です。本当に意味のわからないものでした。記憶が薄れないうちに残したいと思います。
謎の二泊三日の新人研修
内容
・他チームと競い一位を目指す(10チームくらい?)
競技内容
・より気持ちいい挨拶をしたほうが勝つ挨拶大会
・ドミノを並べる
・ウォークラリー
その他
・入室、退室時は大きな声で挨拶
・短すぎる休憩時間
自社での研修ではなく、外部に委託されたものであり、他社から参加した新卒と競い合い優勝を目指すというものでした。
ひたすら言われ続けたのは「成果にこだわれ」。
大声で怒られたり、ペンを投げつけられたり、ヤンキーみたいな人たちに脅されながら、新卒達はビクビク二泊三日を過ごしました。
「新卒を成果にこだわる社会人にする」ってことを自分の会社含め多くの会社が思っていて、そのために「成果にこだわる新人研修」は需要があり、ビジネスとして成り立っている。
でも、わたしはこの研修を通して成果にこだわる社会人にはなれませんでした。
上の人の考え方とか、社会で求められるスキルとか、成果にこだわることの大切さとか、そういったことを教えていただく前に、「おいてめぇら、社会なめてんだろ?な?大声で挨拶しろぉ!!!」と急に怒鳴られるわけです。
怒られることが怖いので、参加者達はひたすら、がむしゃらに頑張ります。これが本当に社会なのか?なんでこんなことしてんだ?なんの意味があるんだ?と、思いながら二泊三日耐え続けます。
成果にこだわるとは?
全員、成果にこだわり、つまり他チームに勝つために挨拶やドミノ、ウォークラリーをがむしゃらに、かつ考え工夫しました。
でも、私は(きっと研修を受けていた他の人たちも)その意味がわからなかった。
その研修で勝つと、ご褒美があるわけでもない、給料が増えるわけでもない。ただ、自分たちの会社に行けと言われたから研修に参加して、怒鳴られながら大声で挨拶し続ける二泊三日。
実際に研修で得たことって、なんだったんだろう?
研修の成果
・同期と仲良くなった
・羞恥心がちょっとなくなった
そりゃ二泊三日共にすれば仲良くなりますよ。
入社して次の日からっていうのが結構きつかったけど。あと大声で参加者達に向かって「おはようございます!!!」っていってれば羞恥心もそりゃ鈍りますね。
「成果にこだわるマインド」なんて、まったく得れなかった。ほんとに、私自身が感じる成果はこのくらい。
本当の目的は?
この結果で、「成果にこだわるマインドをつくる研修」というのはどうも腑に落ちないです。
ということは、恐らく他の目的があったのでしょう。
例えばチーム内でどんな役割を果たすかとか、ストレス耐性はあるのかとか、そういったことを見極めるとか。
なにもわからない入社したてのやつらを、ビビらせるのに丁度良い研修ですしね。
すごいビジネスだなぁ。
それを利用する会社もどうなんだろう。
自分の会社だけどね。ぴえーーーーーーー
なんてことを思い出したので書いてみました。前回のnoteは改行がごたごただったけど今回は大丈夫かな?