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スマホカバーを木を貼って作る。

スマホカバーを作り直しました。
100均で売ってるカバーに、木の単板を貼り付けて作りました。木を薄く削って貼り付けてもいいのですが、ゴテゴテと分厚くなるのが好ましくないので、ずっと単板で作っています。持っているとたまに注目されます。

単板とは、木をシート状に加工したもので、木自体は0.3ミリ程度です。それに木目で裂けないように和紙が貼ってあります。
ちなみに、単板は面貼り用に両面テープのものもあるので、もしわざわざ買うのであれば、そっちの方が早いかもしれません。
 
多分作り方を聞きたい、作りたい!という方がいらっしゃると思うので、作り方を書いておきます。
作りたい方は、店で作れるようにしようかな?と考えています。

まぁまぁ細かい作業ではありますが、材料と根気があれば作れると思いますので、以下の作り方を参考にどうぞ!

材料

■スマホのサイズに合った、スマホカバー(安い透明のやつとかでいい。ハードタイプの方が作りやすいかも。今回使ったのはソフトケースです)
■カレンダーやポスターなどの少しだけ丈夫な紙
■単板(木をシート状に加工したもの)
■木工用ボンド
■ねっちょりしたボンド(コニシボンドSUやGP、セメダインスーパーX みたいなやつ)
■紙(できれば和紙。障子紙とか。無ければクラフト紙の紙袋とかを切って使う。要はちょっとザラっとしていて濡れてもすぐに破れたり溶けたりしない紙)
■塗料(お好きなもの。木目を生かしたいので、色はクリア)

道具など

■カッターナイフ&カッターマット
■工作ハサミ
■捨ててもよい紙とか(汚れないように下に敷いたり、挟んで使ったりする。チラシとか包装紙とかでOK)
■サンドペーパー(150~240番程度。角などをと整えたり、サイズを微調整する)
■筆

作り方

【1】

カバーの平面部分の形を、カレンダーやポスター程度の少しだけ丈夫な紙で型をとる。

ポスターの端っこです。

コピー用紙だとすぐヨレたり折れ曲がったりします。
型紙の精度が出来の良し悪しを左右するので、できるだけ正確に切る。

こんな感じ
平な面のサイズにする。少しだけ外枠より小さめ。

【2】

型紙を和紙に置き、型取る。
和紙は襖紙とか、障子紙の余り。今回は襖紙で(襖紙は糸入ってないやつ)

【3】

和紙の上の型に合うように単板を切る。(2枚以上を組み合わせる場合は、継ぎ目がピッタリとなるように調整する)

この単板は、ゼブラウッドとハードメープルです。

【4】

木工ボンドを紙コップなど(捨てて良い容器)に少し取り、ボンドと同量くらいの水で溶く。
ボンドそのままでもいいのですが、水で薄めるとキレイに貼れる。
和紙に水で溶いた木工ボンドを筆で塗り、乾かないうちに切った単板を貼り合わせる。

白い木工用ボンドを水で溶いてシャバシャバに。
それを筆などで和紙に塗る。

【5】

適当な紙などに挟み、板や厚めの雑誌など平らで重いものを載せて、乾くまで待つ。あれば、平らな板に挟み、クランプなどで絞めてもいい。
(30分~1時間)

貼り合わせて乾いたらこんな感じ。

【6】

乾いたら、型通りに切る。
ケースに合わせてカッターやサンドペーパーで微調整する。

型の鉛筆線の分だけ大き目になるので、0.3ミリ程度内側を切るとピッタリになる。

【7】

出来上がったシートの裏にネチョネチョしたボンドを塗って、ケースに貼り合わせる。
この時、外側にはみ出てきたボンドは拭き取ったりしない。(完璧に乾いてから取った方がキレイに仕上がります)

【8】

周りにマスキングをして、塗装する。(塗装はしなくてもいい)
ここでは強度的にパキっとさせたかったのと、防水の観点で、艶なしのウレタン塗装にしました。
マスキングが面倒なので、ひょっとしたら、先に塗装した方が楽かもしれない。けど、やってないのでわかりません。

ウレタンもシンナー多めに。3度ほど重ね塗り。ムラになりにくい。

【完成!】

もう一つ作りました。

奥のはゼブラウッドと、ブラックチェリーとブラックウォールナットです。

ちなみに、以前に作ったスマホカバーは、ブラックウォールナットで全体を覆うように作ったりもしました。意外と曲げて貼ってもすぐに剥がれることもなく大丈夫なのですが、作るのはめっちゃ面倒くさいです。できないことはありません。角のカーブ緩めのカバーがおススメです。

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