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【3分で読める】経営者との会食で一目置かれるために大事なこと(木戸)
*博報堂時代の『心・技・体』…体⑳
皆さん、こんにちは、HDA木戸です。
今日は、タイトルにあるように経営者との会食の際に意識していることを共有します。
僕が意識してるのは、会食の際に「ユーモアで切り返す」ことです。
もっとわかりやすく言うとボケをどこで差し込むかを常に考えています。
逆の立場でも、「お、コイツちょっと違うな」と思うとしたら、自分の話や問に対して、相手が切り返してくるかどうかという点です。
「おっ!」と思わされると、必然的にその人の注目度は上がります。
別に、みんながみんな、そこで注目される必要があるとは言いませんが、僕個人の差別化ポイントとしては、頭の良さや仕事のスキルだけでは勝てないと思ってます。
その代わり、ユーモアでは負けたくないです。笑
だからこそ、僕はどこで自分なりのユーモアを差し込むか、常に考えてます。
例えば、3年前に仕事でスペインに行ったときにこんなことがありました。
中学生のサッカー選手たちを、バルセロナで開催されるサッカークリニックに連れていく仕事でした。
当クリニックのヘッドコーチは、FCバルセロナのアカデミーで指導を重ねた人物でした。
クリニック何日目かの夜に、そのヘッドコーチと会食に行きました。
FCバルセロナのコーチとの会食なので、僕は元々持っていた、バルセロナのロゴが入ったキャップをかぶっていきました。こんな感じの黒いエンブレムのキャップです。
ただ、そこに、予定してなかったエスパニョールのGMが同席したんです。
エスパニョールのGMの前で、他チームのキャップをかぶっているわけですから、かなり失礼です。
僕は、ちょっと焦って、その場で帽子脱ごうかなと思ったんですが、焦って脱ぐのも余計に変な感じになるかなと思って、とりあえずそのまま会食を過ごしていました。
会食は結構盛り上がって、意気投合して、お互いに冗談を言い合う仲になったのもあってか、会話の中でエスパニョール のGMが、
「だけど、シュンスケはその帽子をかぶってるから、バルセロナびいきなんだろ?」
みたいなツッコミを入れてきたんです。笑
それに対して、僕は
「バルセロナは好きだけど、エスパニョールの方が好き。だから、今日はバルセロナのエンブレムを黒く塗ってきたよ。笑」
って伝えました。エスパニョールのGMは、大笑いしてました。
ハッキリ言って、その場で瞬時に考えて切り返したわけではありません。
先ほどの、「あ、キャップ脱いだ方が良いかな」って思った際に、もしこういうツッコミがあったら、こう切り返そうと用意してました。
この例から、こういう切り替えしで爪痕を残したい僕が、改めて普段からトレーニングしていることを併せて共有しておきたいと思います。
僕は、「常にマイクがまわってくる意識を持つこと」が非常に重要で、普段から実践できることだと思います。
会議やプレゼン、または会食の席、マイクがまわってきたときに、いかに端的に切り返せるかを意識し、トレーニングしておくのは非常に有意義です。
メディア対応やラジオ出演、またはトークイベントで登壇した際にも、結構生きてきます。
最後に余談ですが。
そうしたユーモア切り返しを鍛錬するために、個人的にはアメトーークとかロンドンハーツ、ガキの使いのフリートークを見て、そういうやり取りの中で、フレーズとして使えるものがあれば頭に置いておくようにしています。
これは、関西人として、染みついたモノもありますし、誰もがボケなきゃいけないなんてことはありません。
でも、常にマイクがまわってくることを意識しておくことはかなり重要だと思います。
では、今日はこのへんで。
このnoteでは、★色んな働き方、生き方があるということをシェアして、結果的に、多くの人が目の前の仕事に忙殺されるだけの人生ではなく、自分の意志で取捨選択した人生やキャリアを歩める世の中になることを願って書こうと思います。僕にとっては、博報堂時代のサラリーマン人生も、その後のフリーの木戸俊介としての経験も、どちらも欠かすことはできません。両方あるから、今の木戸俊介がいると思っています。そういう意味では、特に、今後の将来に対する期待と不安が入り混じる同世代、★29歳~35歳の企業マンに向けて話すつもりで書けたら良いなと思っています。