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【4分で読める】秘技・好きこそものの上手なれ~ホントの好きを確かめる基準~(木戸)

*博報堂時代の『心・技・体』…技その㉑

こんばんは、HDAの木戸です。

今日のタイトル、「好きこそものの上手なれ」。

今、事業のお手伝いをしている企業の幹部ミーティングで昨日話に出ました。インスタでの発信が好きな従業員に任せたところ、好きが講じて投稿の頻度が上がったことで持続可能なSNS運用になり、さらには好き≒得意なので、SNS広告のビジュアルも外部発注していたのが、今では社内のその従業員が担当している、とのことでした。

僕の知り合いの飲食店でも、インスタ運用は学生バイトに任せているお店があります。

学生さんは、僕らが必死で学ぶ運用術を日常で実践していて、バイト中にスマホを触って許されるなら接客もイイけどそっちの方が楽しい。という学生さんはいっぱいいます。

結果的に、そのお店はインスタのフォロワー数が今4000人を超えています(昨年は2000人未満)。特別に費用をかけることなく効果を得るなら、やはり「好き」を活用すべきです。

僕が他に担当しているデイサービスでも同じような事例がありました。

SNSでの情報発信に専任スタッフをつけるほど、余裕が当時はなかったので、まず、社内で有志メンバーを募り、担当を決めました。

条件は、「やりたい」人。

得意、好きが一番ですが、、、得意でなくても、興味があるならやってみたい人がいれば受け入れて、担当になってもらいました。技なんてなくても、好きという気持ちが、学ぶエンジンになり、イヤイヤ担当になって義務感でやってる人のスキルなんて瞬殺で追い抜けます。

スタートする際に、プロジェクトの目的と、担当することで得られるメリットを説明してスタートしました。

結果的に、続けていると、その発信がキッカケで、社内でも注目度が高まり、初めは数人だったメンバーが、今では10人以上に増えていっています。

その10人が、自分の興味関心が高いことを、意欲をもって取り組めば、数倍、数十倍の効果を生みます。

しかも、特別な費用は不要になり、ノウハウも社内に蓄積します。

「好き」や「得意」を起点にすると良い。ま、当然と言えば当然ですが、、、でも企業に所属していると、好きが起点になる仕事をするというのは、思ってる以上に難しいです。

よっぽど成績を残していないと、自身が希望の部署への異動を叶えたり、やりたい仕事を企画して実現するのは、受け入れられるものではありません。

「そんなことやってる暇があるなら、目の前の仕事やれよ。」そんな雰囲気が企業内にはあります。僕も、博報堂にいた時は、自分が好きな新規事業ばかりにプレゼンして、稼いでない先輩を、「この人いない方がいいな」と思っていました。スミマセン。。。

一方で、個人で事業をするとなると、「好き」が無いと本気で取り組むのが難しいです。

何事も、続けることって一番難しいです。

事業を始める人は10人に1人。続けられる人はそこからさらに10人に1人。つまり、100人に1人くらいしか、事業を続けられません。

だからこそ、好きな人を見つけて、趣味の延長で続けてもらう。知らず知らずのうちに、得意になり、空いた時間を見つけては、どうしてもやってしまう。そんなサイクルをつくる必要があります。

かくいう僕も、独立する際に、「好き」と「得意」を100個ブレストしました。

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そこから厳選して、今の事業を起しています。

1つ、僕にとって「好き」を大切な基準は、「くやしい」と思うかどうかです。

例えば、今、HDAでは”キャリア”をテーマに事業を進めています。

企業研修や、新卒対象の就活や、アスリートのキャリア支援です。なぜ、キャリアを事業テーマに選んだか、というと、人の相談に乗る。話を聞く。それ自体が好きだというのが起点です。

さらに、人の将来・キャリアを考える。人生相談に乗る。その手の話を聞くと、「自分も負けたくない」そう思うんです。なぜなら、人の話を聞くのが好きで、人に持論を展開してアドバイスするのが好き、だからです。

キャリアのリーディングカンパニー、リクルートすら、勝手にライバル視しています。笑

だからこそ、「くやしい」「負けたくない」という感情が出てきます。

なので、自分の「好き」を洗い出したうえで、それを仕事にしている人に話を聞いたり、企業を調べたりする中で、「くやしい」と思ったら結構ポイント高いです。

僕は、そんな風にして、自分の取り組む事業テーマを決めています。

今日は、このへんで。

このnoteでは、★色んな働き方、生き方があるということをシェアして、結果的に、多くの人が目の前の仕事に忙殺されるだけの人生ではなく、自分の意志で取捨選択した人生やキャリアを歩める世の中になることを願って書こうと思います。僕にとっては、博報堂時代のサラリーマン人生も、その後のフリーの木戸俊介としての経験も、どちらも欠かすことはできません。両方あるから、今の木戸俊介がいると思っています。そういう意味では、特に、今後の将来に対する期待と不安が入り混じる同世代、★29歳~38歳の企業マンに向けて話すつもりで書けたら良いなと思っています。
#お金の使い方

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