【4分で読める】 35歳の今、 人生の豊かさを 感じるとき。(木戸)
*博報堂時代の『心・技・体』…心㉙
皆さん、明けましておめでとうございます。本年も、どうぞよろしくお願いします。HDAの木戸です。
今日の午前中まで、年末年始に兄弟の家族が一堂に会し、先ほど、新神戸駅で兄の家族を見送ってきました。
さて、そんな、家族で過ごす時間の多い、時期だからこそ、また、新年のスタートの時期だからこそ、今日はタイトルにあるように、今、どんな時に「豊かな人生を送れているなぁ」と実感できるかを、整理してみたいと思います。
1.人に本をプレゼントする
昨年から、HDAで一緒に仕事をしている学生たちに、自分がお薦めする本をプレゼントしています。
LINEのグループに、「この本、今読んで、すごく良かったけど、欲しい人いたら自宅に届けるよ?」という、半ば無理やりオススメ本を贈りつける、という行為をやっています。苦笑
後輩たちは、僕の”押しつけ”に付き合ってくれて、「●●の本欲しいです!」「読んでみたいです!」と言ってもらえると、すごく自身の人生が豊かになった気分になります。
中には感想を送ってくれる学生もいて、嬉しい限りです。
さらに、感想を送ってくれる学生の中には、「僕にはまだ、この本は早かったです。苦笑」みたいに正直に教えてくれる学生もいます。
あまり刺さらなかった、という感想は、それはそれで気づきで、人それぞれの価値観や、世代ごとの感受性の違いを知る学びでもあるので、どういう結果であれ、人生の豊かさには変わりありません。
少し余談ですが、僕が2021年に読んだ中で、「人生の豊かさ」につながるテーマにした本の中で、良かった本を紹介しておきます。
●Think clearly(サンマーク出版/ロルフ・ドベリ著)
●エッセンシャル思考(かんき出版/グレッグ・マキューン著)
●スタンフォード式人生デザイン講座(早川書房/ビル・バーネット&デイヴ・エヴァンス著)
そもそも、僕は、元々本を読むのが苦手で、正直、交通事故で入院して、周りの人にお見舞いの際に激励の本をたくさんいただくまで、読書が習慣化されることもなかったです。
でも、そんな僕が、自分が読んで本を人に薦めて、その人の人生に少しでも役立ててもらえているとしたら、、、と考えただけで、いつも自分の成長を感じます。それが、最高の喜びです。
自己満ですが、僕にとっての大切な習慣です。
2.自宅で家族で週末に映画をみる
最近は、あまり時間がとれず、できていませんが、たまに、家族そろって自宅で映画を観る習慣を大切にしています。
これは、奥さんがアメリカ留学中に、ホームステイ先の現地家族と一緒に過ごした習慣をウケウリにさせてもらっています。
アメリカ人のご家族で、週末は家族みんなで1つの映画をみて、見終わった後に感想をシェアする、という習慣があったようです。
素敵ですよね。
それに影響を受けて、夫婦二人でいたときも、週末はたまに、二人で自宅で映画を見たりしていました。
今、僕の父、母と住んでいますが、太陽(3歳のむすこ)もいるので、どうしても今はディズニー映画などになりますが、太陽が小学生くらいになったら、色んな映画をみて、どう思ったかを発表し合うような時間がとれたら、人生はもっと豊かになりそうな気がします。
僕たち親が忙しくなった時、子どもが成長して親離れする時、続けるのは難しいときもあるかと思いますが、大切にしたい習慣です。
3.家族で集まり、兄弟同士で話す
昨日、一昨日と、自分の子どもと甥っ子たちが寝静まった後に、兄弟同士で話をしました。
僕の実の兄弟家族がコロナ禍でここ2年、集まれていませんでした。
もっと言うと、兄はいつも年末年始の仕事があったので、兄弟全員がそろうことは、約5年前に僕の退院祝いで家族旅行に行った依頼です。
これは、様々な講演や研修でよく話をさせてもらうことですが、「家族全員が集まること」は、非常にまれです。
子どもが成人を迎えた後は、冠婚葬祭以外で、家族全員が集まることって、ほとんどありません。
努力しなければ、家族全員が集まれるときはない、ということです。
「マヨネーズの瓶とコーヒーの話」はブログなどでもよくしますが、人生において重要なモノ、優先順位を決めておくことは非常に重要です。
仕事、リハビリ、自分の時間、家族の時間。。。自分の人生の構成要素の優先順位づけです。何に時間を使い、何に時間を使わないか。ということです。
僕はよく、例えば、父や母が死んだら、、、なんかもよく考えます。
自分が学校の授業などで人生について語っていると、自分の人生の終わりや、家族の人生の終わりについてもよく考えます。
順番的に、先に死ぬのは父・母なので、父・母の亡き後、兄弟で協力したり、相談しながら生きていくんだろうな、と考えると、この30半ばにして、兄弟同士や兄弟の家族とコミュニケーションをとっておくことは、自分たちの世代の人生を豊かにするためにも、次の世代に託すうえでも、非常に重要な要素を占めていると感じます。
そういった意味でも、1年の節目に、家族で、そして兄弟で話ができたのは、非常に人生の豊かさを感じる瞬間でした。
それを、2022年の初めに感じることができて、幸せな年末年始の過ごし方でした。
明日から、仕事も始めます。
では、今日はこのへんで。
2022年も、よろしくお願いします。
このnoteでは、★色んな働き方、生き方があるということをシェアして、結果的に、多くの人が目の前の仕事に忙殺されるだけの人生ではなく、自分の意志で取捨選択した人生やキャリアを歩める世の中になることを願って書こうと思います。僕にとっては、博報堂時代のサラリーマン人生も、その後のフリーの木戸俊介としての経験も、どちらも欠かすことはできません。両方あるから、今の木戸俊介がいると思っています。そういう意味では、特に、今後の将来に対する期待と不安が入り混じる同世代、★29歳~35歳の企業マンに向けて話すつもりで書けたら良いなと思っています。