【3分で読める】Good busyとBad busy~あなたは忙しさを選んでますか?~(木戸)
*博報堂時代の『心・技・体』…体㉑
こんにちは、HDAの木戸です。
先週、配信したメルマガで、「仕事観」について書いていて、1つ、オーストラリア生活であったエピソードを思い出したので、シェアします。
僕は、博報堂で体力的にも、精神的にも、「限界を超える」という経験をしました。
特に、能力も経験値も低かった新人の頃は、毎日ストレスフルで、それが今の人生の糧になっていることは間違いありません。
事故直後、集中治療室にいて「営業で新人の頃の方がキツかったな。」と思ったほどでした。
もちろん、その経験もポジティブにとらえていますが、そのくらい、忙しく、精神的に追い込まれた経験でした。
そんな中で、事故に遭い、オーストラリアでリハビリ留学した時のことです。
通っていたリハビリジムのトレーナー、Genny(ジェニー)。その彼氏であるNick(ニック)の話が印象的で、自身の仕事観に良い影響を与えてくれています。
Nickが言ってたのが、「Good busy」という言葉です。
Nickは昔から絵を描くのが大好きで、いつも、色んな人の肖像画を描いてプレゼントしたり、自宅に飾ったりしていました。
いつか、デザインに携わる仕事に就きたい。それが、Nickの夢でした。
そんなNickにチャンスが舞い込んだんです。
Nickは当時ラジオ局にデザイナーとして、転職したてでした。
夢を叶えたんです。ただ、彼女であるGennyは心配してこんな話を僕らにしてくれました。
「最近、Nickの仕事が忙しすぎて、毎日PM8時に帰ってくるから心配してるの。」
いや、そもそも、20時に帰れるならええやん。苦笑
って、日本人なら思うと思いますが、僕がいたゴールドコーストでは、普通17時には仕事から帰って家で過ごしているので、彼らにとっては毎日20時になるのが忙しすぎる、ということでした。
ただ、その時Nickは、「でも、今の忙しさは俺にとっては『Good busy』なんだ」と。
Nickが言うには・・・
チャレンジには、いつも多少のリスクはつきもの。
でも、自分でそれを選んだから、今の忙しさは自分にとってはチャレンジの証。ということでした。
忙しい人はたくさんいます。忙しくない人はいません。
でも、その忙しさを自分で選んでいる人はどれほどいるでしょうか。
その仕事、働き方、忙しさが、自分で選んだものかどうかが重要です。
目の前の忙しさが自分で選んでないとすれば、それはBad busyでしょう。
是非、自身の人生を、自分で選択しましょう。
では、今日はこのへんで。
このnoteでは、★色んな働き方、生き方があるということをシェアして、結果的に、多くの人が目の前の仕事に忙殺されるだけの人生ではなく、自分の意志で取捨選択した人生やキャリアを歩める世の中になることを願って書こうと思います。僕にとっては、博報堂時代のサラリーマン人生も、その後のフリーの木戸俊介としての経験も、どちらも欠かすことはできません。両方あるから、今の木戸俊介がいると思っています。そういう意味では、特に、今後の将来に対する期待と不安が入り混じる同世代、★29歳~35歳の企業マンに向けて話すつもりで書けたら良いなと思っています。