リンボセルタマブ(リジェネロン)
本日は近い将来欧州承認されそうな本薬を掘っていきます。
作用機序
リンボセルタマブは、再発または治療抵抗性の多発性骨髄腫を治療するために開発中のバイスペシフィック抗体です。
この薬剤はBCMA(B細胞成熟抗原)を発現する多発性骨髄腫細胞とCD3を発現するT細胞の両方を標的として作用します。
リンボセルタマブは、BCMAを標的とすることで直接的に多発性骨髄腫細胞に作用し、CD3を介してT細胞を活性化させ、これによりT細胞ががん細胞を攻撃し破壊するのを助けます。
T細胞を寄せ付ける活性化するエンゲージャーとしての効果と、直接破壊する効果を併せ持った薬剤ですね!流行りのバイスペシフィックです!
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