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ApDC(中国科学院杭州医学研究所)

個人的にビビッときた中国のApDC(アプタマー薬物複合体)

今回はApDCの特長と、その持つメリットに焦点を当て、従来の治療法と比較しながら掘っていきます!




ApDCとは?

ApDCは、標的分子に高い特異性を持つ「アプタマー」と薬物を結合させた治療法です。アプタマーはDNAやRNAから構成され、標的分子に結合する能力は抗体に匹敵、またはそれ以上とされています。

ん?よくわからねーぞ?となりますよね?

まずはアプタマー!
要はDNA、RNAが持つ立体構造と分子間の相互作用をもって、ターゲットにピタッとはまり、くっつくように作るわけです!

抗体に代表される特異性を核酸で再現するわけですね!
そこにADCと同様に薬を結びつけることで
標的に向かうセンサー(アプタマー)と弾頭(ドラッグ)をくっつけてミサイルを作ろう!という訳です!基本コンセプト自体はADCと完全に同じです。

ですので、この技術は、がん細胞やその他の疾患の原因となる分子を精密に標的化できる点で画期的です。


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