TAR-200（johnson & johnson）

本日掘っていくのは、先日紹介したCG007の競合になりそうなjohnson & johnsonのTAR-200を掘っていきます。

両方ともブレイクスルーセラピー品です！

概要

TAR-200は、膀胱内でのゲムシタビンの持続的な局所放出を実現するための薬剤送達システムです。
特にBCGに反応しない高リスクNMIBC（非筋層侵入性膀胱がん）およびMIBCの治療において有望な結果を示しています。

膀胱内の尿にゲムシタビン（抗がん剤）を連続的に放出することで、薬剤が膀胱の間質層に分布するように設計されています。TAR-200は、非筋層侵入性膀胱がん（NMIBC）に対する治療として治験中で、標準療法のBCG（バシルス・カルメット・ゲラン菌）に反応しない高リスクNMIBC患者に対する治療法として研究されています。

作用機序

このシステムのメカニズムは、カテーテルで挿入された膀胱内デバイスを通じて、ゲムシタビンを3週間にわたって放出することです。

画像見てもらうとわかりやすいですが、
このハートマークのデバイスを膀胱内に留置します。

https://www.urotoday.com/conference-highlights/esmo-2023/esmo-2023-bladder-cancer/147527-esmo-2023-sunrise-3-tar-200-plus-cetrelimab-cet-or-tar-200-versus-intravesical-bacillus-calmette-guerin-bcg-in-patients-pts-with-bcg-naive-high-risk-non-muscle-invasive-bladder-cancer-hr-nmibc.htmlより

留置の方法はコチラのポストの動画をご覧ください

🔵 TAR-200 in BCG-unresponsive HR NMIBC (SunRISe-1, C2): Assess TAR-200 in patients refusing or ineligible for radical cystectomy.
🔵Continuous gemcitabine release in bladder.
•CR Achieved: 77% (23/30 pts).
•Duration: Median not reached; 21 still in CR.
🔵AEs:Common:… pic.twitter.com/vKJGMA4qF9

— Yüksel Ürün (@DrYukselUrun) October 22, 2023

臨床試験

臨床試験を、みていきます！