プレミアリーグ2020-21 序盤戦 王者
シーズンは38試合と長い戦いを経て王者が決まる。
チームの状態は良い時期もあれば悪い時期もあり、対戦相手の組み合わせやアクシデントなど予期できないことも起きる。
38試合を3つに分けてみた時に最終的な結果との比較で何か見えたらと思い
1~12試合目を序盤戦、13~25試合目を中盤戦、26~38試合目を終盤戦と
して1日ずつ振り返る。
なお、カップ戦の振替などもあるので節ではなくそれぞれ消化した試合数
を終えた時点での成績で考える。
序盤戦の王者はトッテナム
勝点はリヴァプールと同じだが得失点差により序盤戦(1~12試合)の
王者はトッテナムであった。
結果的に7位、途中でモウリーニョ監督を解任するなど良いシーズンとは
言い難いが7勝4分1敗 勝点25とスタートダッシュに成功した。
開幕戦でエヴァートンに敗戦するもその後は負けなし、マンUには
オールド・トラフォードで1-6で勝利など優勝候補の一角に挙げられていた。
好調組:リヴァプール/レスター/サウサンプトン
勝点はトッテナムと同じの昨季王者のリヴァプールにレスター、
サウサンプトンと続いた。
リヴァプールは開幕戦でリーズに4-3で打ち勝ち、チェルシー,アーセナル
に勝利と順調に滑り出したものの4節のアストン・ヴィラ戦で7-2と衝撃の
大敗。しかし、引きずることなく勝点を伸ばした。
レスターは強豪に定着したのを裏付けるような出だしの良さ。
順位表の上位にいても不思議に感じることがなく、戦力も充実しており
年々強さが増している印象。
意外であるが序盤戦のサウサンプトンは躍進した。
残留争いには巻き込まれず、TOP10を狙えるような出だしで
期待できるようなスタートであったが、、、
マンチェスター・シティ/アーセナルは低調なスタート
今季リーグ制覇を達成したマンチェスター・シティだが、序盤は5勝5分2敗 勝点20の8位とスタートは出遅れた。レスターに2-5で大敗とスパーズに
負け、リーズ、ウェストハム、リヴァプール、マンUに引き分けと厳しい
相手が多かったこともあり、取りこぼしはウェストブロムとの引き分け
ぐらいだが優勝を目指す上ではやや厳しい序盤戦となった。
アーセナルは4勝1分7敗 勝点13で15位と最悪の出だしとなった。
序盤から中盤にかけて7試合連続勝ちなしと今季も厳しいシーズンで
CL出場権も早々に難しくなった。
スパーズ、バーンリー、ウルヴスに敗戦しており最低でも引き分けに
持ち込んでいればその先の結果が変わったかもしれない。
絶望的なシェフィールドと序盤戦の降格組が結果的に
シェフィールドは0勝1分11敗 勝点1と厳しすぎるスタートとなった。
初勝利も18試合目と年間通してほぼ最下位で過ごした。
普通であれば解任されてもおかしくない成績だったが、クラブを3部から
プレミアに引き上げた功労者であるクリス・ワイルダー監督だからこそ
見守ったのかもしれない。
他に序盤戦で降格圏に沈んだのはフラム、ウェストブロムと奇しくも
今季降格する3クラブとなった。偶然とは言え開幕から出遅れると厳しい
戦いがまっていることが予想される。例年なら下位に沈んでいるクラブが
監督交代を行っていそうだが今季はなかった。
序盤戦順位表
トッテナム :7勝4分1敗 勝点25 24得点 10失点 +14
リヴァプール :7勝4分1敗 勝点25 27得点 18失点 +9
レスター :8勝0分4敗 勝点24 24得点 15失点 +9
サウサンプトン :7勝2分3敗 勝点23 24得点 17失点 +7
マン・ユナイテッド :7勝2分3敗 勝点23 22得点 19失点 +3
チェルシー :6勝4分2敗 勝点22 25得点 12失点 +13
アストン・ヴィラ :7勝1分4敗 勝点22 24得点 13失点 +11
マンチェスター・シティ:5勝5分2敗 勝点20 18得点 12失点 +6
ウェストハム :6勝2分4敗 勝点20 20得点 15失点 +5
エヴァートン :6勝2分4敗 勝点20 21得点 18失点 +3
クリスタルパレス :5勝2分5敗 勝点17 18得点 17失点 +1
ニューカッスル :5勝2分5敗 勝点17 16得点 21失点 -5
ウルヴス :5勝2分5敗 勝点17 11得点 16失点 -5
リーズ :4勝2分6敗 勝点14 17得点 22失点 -5
アーセナル :4勝1分7敗 勝点13 10得点 15失点 -5
ブライトン :2勝4分6敗 勝点10 15得点 21失点 -6
バーンリー :2勝4分6敗 勝点10 6得点 18失点 -12
フラム :2勝2分8敗 勝点 8 12得点 22失点 -10
ウェストブロム :1勝3分8敗 勝点 6 9得点 25失点 -16
シェフィールド :0勝1分11敗 勝点1 5得点 21失点 -16