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企画展「モダンガール -大正・昭和のモダンライフを愉しむ-」

♣大大阪へ

大阪歴史博物館

四月初旬、念願のクラブコスメチックスの企画展へ行ってきました。
前日は京都に宿泊し、阪急電鉄で大阪梅田駅まで。
それにしても、阪急の電車はいつ乗ってもオシャレだとしみじみしてしまいます。特に車両と座席の色が好みです。

企画展の予約時間まで、中之島や御堂筋周辺をぶらぶらしながら近代建築を見て回りました。

大阪中央公会堂
中山太陽堂のイベントも開催されたとのことで、外観だけでもと見てきました
芝川ビル(旧芝蘭社家政学園)

本町駅から中央線で阿波座駅へ向かい、予定通りクラブコスメチックスにたどり着くことができました。私は方向音痴なので、スムーズに到着できたのは大阪出身の友人が同伴してくれたおかげです。


♣企画展について

来場予約は、クラブコスメチックスのWEBサイトで事前に申し込みました。11:00〜12:00枠だったのですが、来場者は友人と私の二人だけということで、ゆっくり展示内容を見ることができました。
小ぢんまりした展示スペースにも関わらず、モダンガールの華やかな尖端ライフが詰まっていました。数多くの貴重な資料が展示されており、一つ一つを丁寧に見ているとあっという間に時間が過ぎていきます。
私は、写真のコミカルなモダンガールよりも、イラストの方が洗練されていて好きです。なので、プラトン社発行の『女性』や『苦楽』の扉絵、雑誌に掲載されたクラブ化粧品の広告が本当に素敵でした。さらに、『みつこしタイムス』(大正2年4月)が紹介している「三越特売和製化粧品」のページには、化粧品蒐集家が愛してやまない商品ばかりが載っており、ずっと眺めていたくなる楽しさです。
見たことのないクラブ化粧品広告、三越の商品紹介ページ、魅力的な紙媒体だらけで欲しくならないはずがありません。そのうち古本屋で探してみようと思います。見つかることを祈って。
展示の中で一際面白かったのが『婦人世界』の「モダンガールの資格十ヶ條」です。甘味でもお汁粉はNG、洋酒の種類を覚えるなど、もはや掟と言える内容が冗談にしか思えず、失笑してしまいました。

さらに、企画展の様子をyoutubeのクラブコスメチックスチャンネルで知ることができます。
第18回企画展「モダンガール ―大正・昭和のモダンライフを愉しむ―」


♣ポストカード・ブックレット・展示品目録

来場者は素敵なポストカードとブックレット、展示品目録をいただけます。

ポストカード

ポストカードは、中山太陽堂の紙エリアに飾りました。ちょっとゴチャゴチャしているので、そろそろ整理が必要な状態です。

ブックレット

ブックレットのクオリティも高いです。
ちなみに過去の展示ブックレットは、こちらからダウンロードできるようになっていおり、現在2016年〜2020年まで公開されています。

展示品目録

小さな規模であるにも関わらず、目録まで用意されていることに驚きました。この目録を参考に雑誌を探すことができますし、展示されている化粧品の年代も分かるので、収集に役立ってくれそうです。

ずっと憧れていた企画展にようやく行くことができ、胸が一杯になりました。来年も行けたらいいなと思いますし、大阪の近代建築巡りもゆっくりしてみたいです。


♣おまけ観光

クラブコスメチックスの後は心ブラを楽しみ、最後に大阪歴史博物館へ行きました。帰りの新幹線までに時間の余裕がなく、足早に回ったため、ここも再訪してゆっくり見学したいです。

大大阪の時代 公設市場
大大阪の時代 ヨネツ子供服装店
大大阪の時代 郊外住宅のくらし