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『ブルーヘロンのいる森で約束したこと』第26話

♡第25話続き♡

「あっ待って」
その時だ ハヤトが声を上げた
アリュールはハヤトの声に耳を傾けた

「もしサヤカもそれでもいいって言ってくれたらの話なんだけど、俺 あえてどんなやつなのか聞かないでおこうかなって思ってるんだ」
ハヤトは予想だにしなかったことを言った

するとサヤカが口を開いた
「うん お兄ちゃんがそうしたいならそれでいいよ」
サヤカはそう答えるとちょっと笑ってみせた

「なんで笑ってんねん」
ヤシムンが声をかけた

「えっ だってお兄ちゃん、何だか変わったなって思って。。強くなったっていうか。。」
「で、それの何が面白いねん?」
ヤシムンはさらに突っ込んで聞いた

「うん 強くなったことが面白いんじゃなくて
ちょっと想像してたら面白くなっちゃってさ」
サヤカは言葉を濁した

その回答がますますヤシムンの興味をかき立てた
サヤカはヤシムンの熱い目線を感じると降参したように本音を口にするのだった

「だからね お兄ちゃんがスーパーマンになったところを想像しちゃったの。こうマントをひるがえしてさ」
サヤカはやってみせた

みんなこれにはお笑いさせられた

ただハヤトだけは違っていた
苦笑いしてサヤカに言った
「強くなったって言ってくれたのは嬉しいけど
そんな想像するなよ。。恥ずかしいだろ」
ハヤトはみんなと目線をあわせられずに外を向いていた

「まあ ええやないか。サヤカ、それは面白いわ。
久しぶりに笑わせてもらったわ」
ヤシムンはその顔にまだ笑いを残しながら口にした
「それになハヤト、お前は妹がそんな風に想像できちゃうくらいにな変わってきてるっちゅうことなんやないか」
ヤシムンは今度は真面目な顔をして言った

ハヤトはヤシムンの目を見て答えた
「俺そんなに変わってきてるのかな。。」
「うん お兄ちゃん変わったよ。何だかかっこよくなった」
サヤカが言った
もうハヤトは苦笑いもせず、普通に妹に声をかけた
「サヤカありがとう。恥ずかしいけど嬉しいよ」

ハヤトはまた少し大人になったかのようにみえた

そんなハヤトをヤシムンもトゥリーもそしてアリュールも微笑ましく見ているのだった

               ♡続く♡

私は自分の親との関係が良好でなかった為いろんな経験をしました。その経験を活かしてお母さん、お父さんの子育てのストレスが解放される楽しい時間を、たくさんの子供たちに笑顔を提供していきたいと全国の舞台で朗読劇、楽しいパフォーマンスをやる事を目標にしています。応援よろしくお願いします♡