『ブルーヘロンのいる森で約束したこと』61話
フォルテとブルーヘロンが正面で向き合ったまま
時間だけが過ぎていく中、フォルテの怒りや焦りが
不安に変わっていったことをブルーヘロンは一瞬で見抜いた
その瞬間にブルーヘロンはフォルテの頭上に自分の大きな翼を置いてこう言った
「もう これ以上、この無駄な戦いはやめよう」
フォルテの不安がフォルテ自身のからだを硬直させたほんの一瞬の出来事だった
フォルテは悔しさのあまり 何も言い返すことができずにいた
本来 フォルテはこの森最強といわれているモンスターであり、力の上ではブルーヘロンもかなわないはずである
フォルテはそのことを知らしめたいと考えていたのだ
今までブルーヘロン率いる森の仲間たちを力でおさえこみ、さらっていった
数々の出来事の中で 実は一度もこのブルーヘロンと戦ったことなどなかったのだ
それはフォルテ自身、望んでいないことだった
そしてずっとこのブルーヘロンを避けてきたはずだった
♡続く♡
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私は自分の親との関係が良好でなかった為いろんな経験をしました。その経験を活かしてお母さん、お父さんの子育てのストレスが解放される楽しい時間を、たくさんの子供たちに笑顔を提供していきたいと全国の舞台で朗読劇、楽しいパフォーマンスをやる事を目標にしています。応援よろしくお願いします♡