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『ブルーヘロンのいる森で約束したこと』第33話
♡第32話続き♡
アリュールの決意は強かった
フォルテはアリュールの弱みを探していた
不思議に探せば探すほどみつからなかった
フォルテは全力でアリュールに体当たりした
するとアリュールが突き飛ばされるどころかフォルテ自身が空高くはね飛ばされてしまった
その拍子に自分の翼にある針で自分の胸を刺してしまった
「うっ」森じゅう響き渡るうめき声にサヤカはびくっとした
「大丈夫や アリュールを信じろ」
ヤシムンはサヤカの頭を撫でながら優しく声をかけた
サヤカはヤシムンに抱きつくと離れようとしなかった
ハヤトも妹の前に勇ましく立ちはだかった
「お兄ちゃん無理しないで」
サヤカはハヤトに声を震わせながら言葉をかけた
「大丈夫だよ。何でだかわからないけど 俺、今うまく切り抜けられる。。そんな気がしているんだ」
そしてヤシムンに向かって声をかけた
「俺もアリュールを信じているよ」
ハヤトのその声にヤシムン自身が勇気を受け取っていた
「ハヤトありがとうな」
ヤシムンは言った
ハヤトは何故、感謝されているのかわからなかったがありがとうと伝えられるのはとても幸せな気持ちになれたし何より嬉しかった
「いや ヤシムン、俺こそいつもそばで守ってくれて本当にありがとう
ハヤトは改めてヤシムンに感謝の気持ちを伝えてみた
ありがとう。。その言葉の持つ不思議な作用をこの時ハヤトは感じていた
♡続く♡
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