『ブルーヘロンのいる森で約束したこと』第12話
♡第11話続き♡
「ねぇこの森に来てどう。。どう思ってる?」
トゥリーが尋ねた
「どうって。。」
ハヤトは言いかけてやめてしまった
「正直に答えて」
トゥリーはすかさず言う
ハヤトはこの森に来てからずっと疑問に思っていたことを聞いてみることにした
「ヤシムン。。ヤシの葉の妖精って言ってたけど
何でヤシの木がないこの森へ来たのか、ヤシの木の妖精に頼まれたって言ってたけど。。
それにこの森に数千年、その前から生きていて一万年になるって。。ヤシの木ってそんな前から日本にあったのかなって。。」
「なんや ずっと思っとたんか。聞いてきたらええのに」
ヤシムンはそう一言、言った
「そんなこと言ったって聞くタイミングがわからなかったんだよ」
「ま ええけど。。何でこの森に来たかっちゅうのは話したように、俺の元いたヤシの木の妖精に頼まれてなわけやけども。。そやな 始めから言うとや
俺は一万年ほど前、北アフリカちゅうところで地球に誕生した。
ハヤトの言うように その頃の日本にはヤシの木はなかったわ。
でな、我々木の精霊 妖精たちで地球の氷期が終わり温暖化して地球各地で森林が増加しよったことから
ちょうど一万年ほど前に、自然や関わる動物たちを見守る制度をつくろうっちゅうことになってな こういった森を世界各地に置いた。
俺はその使命のために誕生したんや。
そうして数千年後、この森に来たんや」
「日本はその頃ヤシの木が生まれたの?」
「いや 人の手によってアフリカから運ばれたわ。
ヤシの木いうてもいろいろあるでな。
話し長くなるよって そこは割愛するわ。
それとなんやった。。そやヤシの木のないこの森に何で来たかっちゅう話しやったな」
「そう。。」
ハヤトは答えた
「ヤシの木は全部使えるっちゅう話しもしたと思うんやけど そやからヤシの木がない場所へも各地に我々仲間が散らばって森の番人になったんな。
必要なときに必要なものを用意できるやろ。そういうわけや」
「そういうことだったんだね」
するとトゥリーが口を開いた
「僕たち精霊も確かにその役目を担っている。
今ちょうど仲間たちが日本中の植物たちに会いに行っているんだ」
「あっそれで空洞だったの?」
ハヤトはすかさず聞いてみた
♡続く♡
私は自分の親との関係が良好でなかった為いろんな経験をしました。その経験を活かしてお母さん、お父さんの子育てのストレスが解放される楽しい時間を、たくさんの子供たちに笑顔を提供していきたいと全国の舞台で朗読劇、楽しいパフォーマンスをやる事を目標にしています。応援よろしくお願いします♡