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『ブルーヘロンのいる森で約束したこと』第126話

第125話続き

「もちろんだよ ブルーヘロン。一番深くて暗い場所から抜けた朝はきっと想像できないほどに明るいんだろうね」
トゥリーはさらに目を輝かせていた

その想いはすぐさまヤシムンたちのところへも届けられた

「ブルーヘロン、俺らも一緒やで」
ヤシムンは言った

「さあ サヤカを迎える準備をしよう」
ヤシムンはまた口を開いて言った

「準備?」
ハヤトは聞いた

「ああ そうや。ここに来たらな サヤカの好きなもん、ようさん食べさせたるわ」

「サヤカの好きなもの?」
ハヤトは言った

「クルミや」
ヤシムンがそう言うとハヤトは懐かしそうに遠くの空を見ていた

            続く

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ヨッシー
私は自分の親との関係が良好でなかった為いろんな経験をしました。その経験を活かしてお母さん、お父さんの子育てのストレスが解放される楽しい時間を、たくさんの子供たちに笑顔を提供していきたいと全国の舞台で朗読劇、楽しいパフォーマンスをやる事を目標にしています。応援よろしくお願いします♡