中禅寺湖満喫!一周トレイルへ①歌ヶ浜駐車場〜阿世潟
本記事では2024年10月31日に中禅寺湖一周を歩いてきた筆者が道中のおすすめスポットと合わせてトレイルの様子をレポート。第一弾の今回は歌ヶ浜駐車場〜阿世潟をご紹介します。(3部作予定)
また、YouTubeでもこちらのトレイルをご紹介しておりますので、合わせてご確認いただけますとより空気感が伝わるかと思います!Youtubeはコチラ↓
中禅寺湖一周トレイルとは
中禅寺湖の概要
中禅寺湖とは栃木県日光市、日光国立公園にある湖でいろは坂と共に紅葉の名所として知られています。
周囲約25km、最大水深約163m、海抜1269mの日本屈指の標高にある湖です。約2万年前に男体山の噴火によってできた火山湖で、澄んだ青い水が特徴です。
四方を日光の山々に囲まれたこの中禅寺湖では四季折々に美しい景色を楽しむことができます。明治中期〜昭和初期にかけて国際避暑地として人気を得て、湖畔には各国の大使館や外国人別荘が立ち並んでいました。
トレイルの概要
中禅寺湖一周トレイルは一周25km、標高差750mほどのトレイルです。主に北岸〜東岸は建物が立ち並ぶ道路沿いのエリア、南岸〜西岸は車両の立ち入りが不可能なより静かに自然を楽しめるエリアとなっていて一周歩くことで中禅寺湖湖畔の様々な表情を楽しむことができます。
道中には中禅寺湖や日光の自然、歴史に関して記述された看板もまめに設置されていますので、学びを深めながら歩くことができるのもこのトレイルの楽しさのひとつです。
今回はこのトレイルを振り返りながら、道中に経由するおすすめスポットも合わせてご紹介していきたいと思います!
一周トレイルを歩いてみる
スタート地点の設定
今回は中禅寺湖の東岸、歌ヶ浜駐車場をスタート地点に時計回りでこのトレイルを歩くことにしました。
歌ヶ浜駐車場をスタート地点にした理由は、
常に男体山に日が当たった状態を見ながら歩くことができる(朝方は東岸、午後は西岸を歩きながら男体山を見ることができるので)
駐車場のトイレが綺麗。着替え用のフィッティングボードもある。
行程の終盤、日が暮れてくる頃に時間に灯りのつくエリアを歩くことができる
ちょうど半分くらいで千手ヶ浜に着き、昼休憩にちょうどいいベンチがある
などが理由です。
歌ヶ浜駐車場をスタート
歌ヶ浜駐車場は15分無料、普通車一回500円(4:00~翌4:00まで)となっています、第一、第二とありますが第一駐車場には遊覧船の船着場や公衆トイレが設置されています。
ここのトイレは現在中禅寺湖湖畔にある公衆トイレの中で最も新しいトイレで、フィッティングボードが設置されている個室もあるため登山の準備にもってこいな駐車場となっています。
英国大使館別荘記念公園を経由
歌ヶ浜駐車場を出て時計回りに歩き進めるとまず初めに英国大使館別荘記念公園を経由します。
一周トレイルでは前を通るのみですが、中禅寺湖の美しい景色と共にゆったりとした時間を過ごすことができる素敵な場所なのでどのような施設なのかご紹介!
園内の建物は、英国の外交官で明治維新に大きな影響を与えたアーネスト・サトウの個人別荘として明治29年(1896年)に建てられ、その後、英国大使館別荘として長年使われてきた姿に復元したものです。内部では、国際避暑地としての歴史や当時の英国文化について紹介しています。(日光自然博物館HPより)
旧英国大使館別荘は日本式な建築様式と英国風な白を基調とした内装、英国より寄贈されたアンティーク家具が絶妙にマッチした美しい建築物です。
内部では歴史的な資料を見たり、広縁に設置されたソファでくつろいだり、2階のティールームでは駐日英国大使館シェフの監修を受けた紅茶とスコーンなどをいただくことができます。
私はここのスコーンを食べてスコーンの美味しさに目覚めました…!少々お値段は張るので、ゆっくり優雅に中禅寺湖で過ごしたい時におすすめのスポットです。
イタリア大使館別荘記念公園を経由
次にお隣、イタリア大使館を通ります。ここの外トイレを最後に千手ヶ浜までトイレはないので要注意。
ここも建物を通過するのみですが、少々ご紹介!
旧イタリア大使館別荘は、著名な建築家であるアントニン・レーモンドの設計により建設されたもので、主に大使とその家族が使用したと言われています。様々なパターンで張られた杉皮張りの内装も特徴で、自然と調和した落ち着く空間となっています。
大使館遊覧船乗り場を経由【写真スポット①】
旧イタリア大使館別荘記念公園を過ぎ、遊覧船乗り場あたりからは八丁出島がよく見えます。八丁出島は美しい紅葉の色付きが有名で、この日もそんな景色を収めようとカメラを持った方々で賑わっていました。
車両侵入不可エリアへ
遊覧船乗り場を過ぎて少し歩くと、いよいよ車両侵入不可のエリアに。ここからはアスファルトもなくなり土や落ち葉の上を歩いていきます。
狸窪を経由【写真スポット②】
落ち葉のトレイルを歩き進めると中禅寺湖の右下あたり、八丁出島の少し手前にも浜があります。ここは歌ヶ浜から簡単に訪れることができるため、ちょっとした観光ハイキングにもおすすめです。
狸窪は湖畔から男体山と八丁出島を収められるベストスポット。ここが今日のゴールでもいい気がしてしまうほどの景色です。
ここからがトレッキング本番!
狸窪の美しい眺めに別れを告げ、八丁出島の付け根を通り過ぎ、お次は阿世潟へ。
阿世潟分岐点
さていよいよ観光気分はここまで。阿世潟より先は周回の人しか通らないエリアとなります。一気に人も減り西岸の千手ヶ浜まで10km程度退避ルートがなくなりますのでここから先のエリアへ行くには装備、体調と気持ちを整えてから挑みましょう。
ここから先は本格的なトレッキングコースとなり、注意点もあるため次回②の記事で詳しくご紹介していこうと思います。
最後に
少々ボリューミーになりすぎた中禅寺湖一周トレイル①でしたが今回の記事、お楽しみいただけましたでしょうか。
美しいトレイルだけではなく、道中の景色や建物、歴史にも目を向けながら歩くとよりトレッキングが楽しくなる、と筆者は考えています。
この中禅寺湖一周トレイルのご紹介を通して、皆さんにこのトレイルに興味を持っていただいたり、奥日光での楽しみ方の選択肢が増えれば幸いです。
引き続き②③の記事でも徹底的に中禅寺湖一周トレイルをご紹介していきますので、楽しみにお待ちいだだけたら嬉しいです!
また今回トレイルのご紹介ということで大部分を公開記事に設定していますが、メンバーシップ限定範囲では筆者の経験による気づきや学び、感じたことなどを綴っています。
個人的な視点が気になる!と思った方はメンバーシップ記事ものぞいてみたくださいね。
と、いうわけで以下はメンバーシップ限限定↓
歌ヶ浜〜阿世潟を歩いてみて
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?