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救護室のクレアさん

救護室のクレアさんから
心の奥にある望みを伝えなきゃね。と言われたのは
実は2回目だった。

一回目はひよこがアカデミーの授業中に倒れて救護室に運び込まれたとき。ちゅーぎんのアナリストしてるので仕事中にアカデミーから電話かかってきた

ひよこさんの保護者のフレッドさんですね?
救護室に至急向かってください。パニック症状をおこしまして。めまいと聴覚過剰反応でたおれました。

何が起きたかわからなくて救護室に向かった。

クレアさんはベッドを指差しそこに寝かせてる。
しばらく起きないかも。最近なにかありました?

ああ、バタバタしてたかもしれません。

大切な人でしょ?大切にしないとね。
望みを叶えてくれた人ですもんね

あなたが置き去りにするしかなかったものをすべて取り返してくれたしね。

はい‥(なんでしってるんだ?)

でも抵抗がすごいわね…眠らせているものが大きいから仕方ないけど。

それと…まわりの人の期待に応えてあげようとしてたのね。無意識にね。しょうがないわよね。わかっちゃうからやっちゃうのよね。
それでも今までは自分をだませてきたけれどそれが不整合おこしはじめてバランスを崩した。ってとこかしらね。

…はい。

知ってたでしょ?あなたもかつてそうだったものね。
痛いくらい気持ちわかるはずよね。

‥はい。

エネルギーの入れ替えの時期だったからまたふらつきが起きるかもだろうから、その時また連絡して。
悪いことじゃないの。彼女が彼女に戻るために必要な過程だから。

さて、わたしはふたりきりにしてあげるわ。10分だけよ。

救護室のベッドで寝てる彼女をみてた

とにかく命に別状がなくて良かった。
よっぽど堪えていたのかな。不器用なんだよなあ。

クレアさんが戻ってきた。
フレッド、話できた?

え?まだ寝てますよ

あなたもほんと認めない男ねえ。じたばたするのをせいぜいたのしみなさい。


楽しみね。彼女もうすぐ目が覚めるわね。。

子ども扱いしたほうがされたほうがお互い都合いいんでしょうけど。それももうできなくなるわね。ふふ。

全部読まれてるような…



クレアさんが寝てるひよこの額に手を当てて
「起きなさい」

そういったら部屋いっぱいにエメラルドグリーンのひかりが充満してひよこの額に全部入っていった。

クレアさんは癒者なのか。すごいなこの人。
こんなひとはじめてみた。

ひよこが目を覚ました
「あれ、ここどこ?」






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