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え、春ってそういう季節なの?!③

「エルンスト、みっともないからやめときなさい。
しょせんリア充には敵わないのよ。」

クレアさん。エルンストさんの横に座ると同時にボクにウインクした。「あら。ハルくんまた会えたわね。ふふ。」

「クレア、みっともないて」

「さあ。どうなんでしょうね」

ここのワインいただいていいかしら?
クレアさんはすいすいとワインを飲む。
クレアさんはフレッドさんをみた。
「ひよこちゃんは元気?」「ええ、おかげさまで。先日はありがとうございました」

「あれ、ふたり知り合い?」
エルンストさんとボクの声がはもった。
「ええ。知ってるわよ。ひよこちゃんが倒れたとき真っ先に駆けつけたのフレッドだもの。」
「そんなことあったんですか?」
「まあな」
「かわいいのよ。血相変えて救護室飛び込んできたわ」

「へえー。血相かえて…」エルンストさんこじらせすごいな

「病人だからあたりまえだろ。」
「ま、そりゃそうだな」

「あなたのひよこちゃんその後どう?また調整するからいらっしゃいて伝えてもらえる?ああ、フレッド素直にいわないと」

「え、はい?なんでしょう」フレッドさん。きょーみしんしんなエルンストさん。

「あなたが一番心の奥で欲しいとおもっているものを伝えなきゃ」

固まるフレッドさん。いやこんなのはじめてみたわ。
目が泳いでる。ぼくらふたりはそれみて腹抱えて笑った件

「‥は。。ははは…なんだろうなあー。」冷や汗だらだら

「クレアさん、なんか好きなやつ飲んでいいですよ」
好きなやつ飲んで食べてくれていいので料理くるまでちょっとそこのカウンターいいですかね。」
「ええいいわ。わたしもひよこちゃんの体調アドバイスを伝えたかったの」

クレアさんは
オーパス・ワン2本とエスカルゴを注文した。
エルンストさんが「は?はああああ??!オーパス・ワン!まじで?あいつ何の取引したんだよwww」
いや、なかなかのチョイスだクレア。さすがだ。
ハル。久しぶりすぎるオーパス・ワン乾杯しようぜ
「一本こっちによこして。エスカルゴもよ」

ごめんね、フレッドさん。すげえワインゴチになりまーす。うひひ。うまい。

カウンターで話し込んでメモとってる。
ひよこの体調管理までしてるの?すごいねガイドは。「んなわけねえだろ。あいつが過保護なの。あれはもう性格か、過保護‥性格、家族、、。ん?許可証の相手て…」
エルンストさんなんか閃いたらしいみたいだけど
実のとこボクはどーでもよかったりする爆

時々カウンターの方から声が聞こえる
「そうね、素直に言わないと彼の方が先になるわねとか「ひよこて呼べるのももう終わりね」とか「6月にしなさい」「食事変えないとね。エネルギー入れ替えしたばかりだし。鉄分足りてないからプルーンとか…ふらつき頻繁ならわたしがパリに往診するわ」とか。え、なんだろうこれ。

いやいや今日はほんと目まぐるしいや。

ふたりカウンターから戻ってきた。
フレッド、ゴチになったぞ。

え、ええ

「フレッド俺わかった。おまえのあいて」

クレアさんがエルンストさんにさらっという

「昔から決まっていたことにやっかまないのよ。あんたそんなだからフラれるのよ。下手にカッコつけて自爆したんでしょ?オタクあるあるよね残念なやつ。。」

エルンストさん。チーン。固まったよね。
マジで?フラれたの?あーあーあー、だからあんなリア充をwwwwww

あーらら。乾杯しますか!




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