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裏ひよこ日記、好意の表現方法とその効果について。
ひよこは香りフェチなのか鼻が利くのかよくいろんな匂いをくんくん嗅いでる。無論それは無意識の行動。
最初の頃それをされた時はポカンとしたけれど、あとから笑ってしまったのであった。確かにあいつはアルベルトやオレの匂いをくんくん嗅いではひとり満足感に浸っている
まあ、なんつうか自分に素直なんだろう。外では、他のやつらにはしてほしくないが。
ひよこはオレが自分で作っている香りが好きなんだそうだ。
本人にピッタリはまっている香りだという。
だが、一番お気に入りはオレの実家やタウンハウスで使っている実家で育つラベンダーを蒸留して作るリネンウォーターの香りらしく、洗濯したてでアイロンがけしたシーツやベッドカバーの香りをいち早く察知して、勝手に人のベットに潜り込んでは昼寝してたりする。
いいオトナの男女が特にロマンチックな出来事も起きずにただしゃべってくつろいで、そのまま一緒に寝落ちなんてしょっちゅうだ。つか、いっつもそう。ほぼそれ。
今までの人生の中では考えられなかった事だったりする。
うん、話がそれた。オレの好意の表現は。
そいつにいつもどこか触れていること、
何かしてあげたいと思うこと。
…あんま言いたくないが、オレも香りを嗅ぐクセがある。
なんにも知らないし、わからないし。みたいな顔して一番ふんわりした優しさを感じさせる香りをさせてるなんてなんてズルいんだろうとか思うのは全世界線の男子が同意するやつなんじゃないかとか思ってたりなんかして。