アジアのシリコンバレー 中国広東省「深圳(しんせん)バックパッカー記【その1】
年の瀬、12月30日。
アジアのシリコンバレー「深圳(シンセン)」へ、バックパック担いで現地を自らの目で見てきました。
きっかけは単純。
とある経営者の方から「中国シンセンに行くといいよ!」
と言われたのが元々の発端でした。
人脈ゼロ、中国語は話せない、土地勘もなし。
結構無謀でしたが、行けばどうにかなる!
とポジティブな気持ちと、ワクワクの気持ち両方を兼ね備えていつも海外には出かけます。
トラブル含め色々ありましたが、5日間中国で経験して役立ったことをメインに綴りたいと思います。
1.準備編(キャッシュレス)
先ず初めに行ったこと、それはキャッシュレスの準備をしたこと。
既に周知の通りかと思いますが、WeChat Pay(微信支付)、Alipay(支付宝)がないと中国ではロクに暮らせません。
地下鉄、買い物、レストラン、屋台、チップ etc...。
結論、合計5日間中国に滞在しましたが現金は一切使いませんでした。
▶︎WeChat Payってなに?
▶︎Alipayってなに?
つい最近までは、中国に銀行口座がないとサービスが使えなく、観光客にはハードルが高かったのですが、AliPayが「Tour Pass」という観光客向けに使えるミニプログラムを開始しました。
こんな画面です
※2020年1月3日から「5%」の手数料がかかることになりました(From 3 January 2020, a 5% service fee will be collected by Bank of Shanghai.)
100元〜1000元まで日本のクレジットカードからチャージでき、即座にAlipayに入金されます。
支払い方法はVISAとMasterCardが使えますが、僕は楽天カード(Master Card)がなぜか使えませんでした。VISAブランドのクレジットカードは問題なく使えました。
※90日間使用しなかった残額は、自動的に払い戻しされます。
2.連絡ツール(WeChat、そしてAlipayも)
中国国内ではWeChatを使ってのやり取りが当たり前となっています。
中国でアプリをダウンロードすると、本人確認をSMSで認識しなければいけなく、中国で取得した携帯番号が必須になります。なので、できれば出国前にダウンロードして、設定を済ましておくことをお勧めします。
あと便利だったのが、Alipayで金銭取引を行った人とはチャットで連絡が取り合えることです。後ほど記載しますが、僕はこの機能で救われたことがありました。
「Friend」のタブからチャットができます
3.VPN(Virtual Private Network)
日本語では「仮想専用ネットワーク」と呼ばれています。
第三者による通信の盗聴の危険性を回避する技術として、企業などで幅広く使用されていました。
中国ではグレートファイアウォールが設定されており、日本では日常的に使用している主要サービスが使えません。(YouTube, Facebook, Google, Twitter etc...)
だけどVPN(仮想専用ネットワーク)を使用すれば、無料でしっかり使えるようになります!
VPNは様々なものが出回っており、ものによっては繋がりにくいアプリもあります。僕が事前にダウンロードしたお勧めのVPNは、こちら。
日本、香港、アメリカ、シンガポール、イギリス、カナダ、ドイツ、フランス、オーストラリアのサーバーの中から、自由に選ぶことが可能です。
2週間はトライアルで使えるので、期間内に解約すると実質無料。
日本に帰国し解約さえすれば、使用料金はかかりません。
また別デバイスにも併用できるため、僕はMacBookとiPhoneにインストールし ました。
デスクトップ版はこんな感じ↓
スマホ版はこんな感じ↓
日本では事前に機能することは確認していましたが、中国本土でも快調に使えてGoogleやFacebookも問題なく使用できました!
何かと中国での滞在に不安があったのですが、VPNのおかげで日本との連絡もなに不自由なく行えました。本当に便利なサービスですので、日本から中国へ行く際はぜひ使用してみてください。
あと、別の方法として「香港シムカード」を事前にAmazonで購入しておく方法もあります。
VPNを使用しなくても回線が繋がるので短期滞在にはお勧めかと思います。
長期で滞在、仕事で何度も中国へ行く方はVPNが良いかと思います。
4.マップ(百度地图)
百度地图=バイドゥと読みます。
現在は多言語対応はしておらず中国語のみとなります。
VPNを使用すれば問題なくGoogle Mapも使えるのですが、地下鉄の情報(乗り換えなど)などが表示されずとても不便でした。
操作、中国語に慣れるまでは不便ですが、百度地图ではしっかり乗り換え情報や位置情報も正確なのでコチラのマップを使用することをお勧めします。
UXはほぼGoogle Mapと同じ
最初は中国語に慣れずApple Mapも使っていたのですが、位置情報がズレていたり、情報が古かったりで何かと不便でした。
郷に入れば郷に従え。
現地のサービスを使用するのが、結果ベストです。
その2へ続く▶︎