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子供は「贅沢品」になったのか?
ちょっとショッキングなタイトル
もう、焼け石に水なのかもしれない。国を上げて少子化対策をなんとかしようと「異次元の」少子化対策と銘打ったはいいが・・・中身がさっぱり
追いつかず。
うむ・・・確かに焼け石に水なのかもしれない。だが、放おっておけば更に少子化は進む。少しでも挽回しなければならないところなのに、この記事のタイトルである。
一番、問題なのは子供にかかる教育費。それと親の収入であろう。
ワニは昭和で田舎の生まれなので、基本、親は子供なんてほったらかしで放し飼いである。塾たって、当時は田舎なのでそろばん塾ぐらいしかなく、その費用ったって、たかが知れている。
年代が進むにつて学歴編重、学歴社会になり、今や都心部では、周りの同級生が塾に行っているなら行かせないわけにはいかない。(親のプライドなのか?)それも、ひとつじゃなくて、複数。
昭和の田舎生まれのワニの感覚からすれば明らかに過剰である。しかしその過剰は今はもう止められない。
あと、もう一つの問題は親の収入。失われた30年と言われ、日本人の給与は高度経済成長がバブルで弾けてから、ピタリと止まったままである。
よく言われる終身雇用、年功序列。昭和の戦後から復帰のころはそれが最適で機能していたが、もう今の時代にはマッチしていない。
その頃から日本の労働者は会社という組織に飼いならされる「癖」がついてしまっている。「社畜」と言われるのがそれである。
会社の経営者もそれに乗じて、自社の製品やサービスの価値を高めるよりも価格を下げて「低価格」で勝負するやり方になっていた。
低価格競争は、「自社の製品やサービスの価値を高める」という努力は不要だが、お互いの利益を削る体力勝負、我慢大会である。そして、どこかで必ず頭打ちになる。(普通は利益がマイナスになるまではやらない)
低価格競争は勝っても自分のHPが削られるし、負けたら自分の市場が失われる。なにもいいことがないのである。
しかも、その低価格競争の「ツケ」はどこに来るか・・・は明らか。従業品の賃金にしわ寄せが来る。
つまり、経営者が頭を使わずに、従業員の給与を削って、低価格競争ばかり仕掛けていたのである。
これらを続けてきた結果が今の少子化である。
少しでも今の少子化を改善したいならこの逆を行かないといけない。
少しでも、教育費用を下げる。
学歴社会でどこぞのいい大学を出たからと言って必ずしも企業に入って活躍するとは限らない。学歴だけは立派でも全然役に立たない奴はゴマンと居る。塾もあんなに必要なのか?親の見栄じゃないのか?
ならば・・・今のインターン制度をもっと強化して、学生が在学中に企業にインターンして、そこで実践で育ててもらったほうがいいのでは?そこで、企業が少し教育費用を負担するか、学生にもっと給与を払うようになれば、親の教育費の負担が減るのでは?
企業側としてもインターンから採用に結びつく場合にその学生の適正がわかるので都合がいいのでは?
親の収入を少しでも上げる。
昨今になって、やっと「賃上げ」が叫ばれるようになったが(どっちかというと物価上昇が起因)もっと、賃上げを交渉すべきである。今は、人財不足もあって、賃金は上昇気味であるが・・・いや、いや、ボリュームゾーンの
40代後半〜定年の年代の賃金はほとんど変わっていない。表向き賃金が上がっているのは新卒の初任給である。
しかも、この記事を見てもらうと・・・
日本企業は内部留保が多いんだから、賃上げの余地はまだまだあるはずである。「ウチの会社はお金がない、貧乏なんだよ」なんて言うのは言い訳に過ぎない。
日本人はもっと賃上げを勝ち取ろう!!
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