滅亡のオーズ 設定まとめ
以下作品における設定をまとめます。原作に無い設定だけでなく、原作に登場した設定に二次創作を加えた物も含みます。
【青い戦士】
巨大グリードとの決戦の最中、オーズがコアメダルの力を一気に解放した事で開いた「時空の穴」の向こうに居た戦士。
水を操る能力を持ち、巨大グリードを激流で押し返してオーズを支援した。勇ましい声からして相当な勇気の持ち主のようだ。
【飯島】
【いいじま】
鴻上生体研究所の警備隊隊長。元ライドベンダー隊隊員で、ライドベンダー隊解体後に警備隊に配属されて今に至る。ライドベンダー隊の隊員だった頃、当時の隊長だった後藤に鴻上のケーキを食べる仕事を押し付けられた事がある。
800年前の王がコアメダルの奪取を目的に鴻上生体研究所を襲撃した際には、バースXの変身に必要な【エビ】【カニ】【サソリ】の新造コアメダル三枚を命懸けで隠し通し、守り抜いた。
治療を終えた後、古代王仮面ライダーオーズによる侵攻に対してもレジスタンスに参加し、後藤たちと共に戦った。
【エビレッグ】
バースXが使用する戦闘支援ユニットの一種で、脚部に装着される近接型格闘ユニット。エビコアメダルから解放されたエネルギーを元に構築される。脛を覆う装甲がエビの背を思わせる形状をしている。
脚力が増強され、強力なキック攻撃が可能となる。
コアバーストによって超跳躍「ライダージャンプ」と必殺キック「ライダーキック」が発動する。
【王グリード】
火野映司の肉体を使って復活した800年前の王が変貌した姿。映司の体にあった力の残滓を利用しており、物質凍結能力やメダガブリューも使いこなす。外見も映司グリードに酷似しているが、一部の色が異なり、腰には王のコアメダルが収まったオーズドライバーを巻いている。
【王のコアメダル】
ギルが王の魂を呼び寄せる為に使った金色のコアメダル。時空や次元を超えて、平行世界にすら干渉する力がある。ギルが造った物では無く、ある日突然もたらされた物。
正体は異世界で恐竜グリードに転生していた王が造り、ばら撒いた物。倒されても復活出来るように打った布石の一つ。
【王のホムンクルス】
ギルが製造した人工生命体。製造においては、財団Xの協力によって得た800年前の王の遺伝子情報が使われている。
複製されたコアメダルとオーズのベルトをギルより与えられ、仮面ライダーオーズ タトバコンボへの変身能力を得ている。
製造された当初は記憶も無いただの人間だったが、王の魂と引かれ合って融合し、古代王仮面ライダーオーズとなった。
【巨大グリード】
ギルの体を乗っ取ったゴーダが多くのコアメダルと大量のセルメダルを取り込んで変貌した姿。ドラゴンのような姿で、かつてオーズ達が戦ったガラ怪物態に似た姿をしている。
仮面ライダーゴーダに変身した時は、映司の肉体やオーズドライバーを使っていた事もあって暴走せずに済んでいたゴーダだが、今回は事情が異なり、コアメダルの力を制御出来ずに暴走し、メダルの器暴走形態と同等の存在となってしまう。
【虚無の空間】
時空の隙間。次元の間隙。どこでもない場所だが、あらゆる世界に繋がる空間。
人ならざる者の魂が行き着く場所であり、800年前の王の魂もここを経由して様々な世界で新たな肉体を得て転生を繰り返していた。
グリード化していた真木清人や、かつてグリード化を経験していた火野映司の魂もここに流れ着いた。
【ギル】
800年前の錬金術師ギルの名と野望を継ぐ男。本名不明。
かつては鴻上生体研究所で働いていたが、先祖の「王を神へと昇華する」という悲願を達成するために鴻上生体研究所を去り、以降は財団Xから資金援助を受けて研究を続けていた。財団Xがオーメダルに関するデータを得ていたのは、ギルが提供していたからである。
先祖と同じく800年前の王に心酔しており、王の子孫である鴻上光生の事も尊敬していたが、鴻上光生が800年前の王を「自らの欲望に喰われて自滅した男」と低評価していると分かると一転して嫌悪し、鴻上の下を去る理由のひとつとなった。
「理想郷とは神がもたらす新世界」という考えを持っていた為、真木清人とも反りが合わなかった。
鴻上生体研究所に居た頃はホムンクルス製造技術の研究に関与している。
財団Xから援助を受けるようになってからは、ガイアメモリを用いて仮面ライダーのデータ収集を試みた事もある。この頃には人体改造によって怪人化すると同時にヤミーの創成能力も得ており、ヤミーを作れる人間としてグリード達にも認識されていたようだ。
なお、財団Xにおける担当エージェントはレム・カンナギであった。アンノウンエネルギー開発担当であったカンナギに、「コアメダル」や、そのコアメダルの力を引き出す装置、つまり「変身ベルト」の研究開発データを提供していた。
【ギル怪人態】
ギルの戦闘形態。口には牙があり、手には鋭い爪を備える。かつてオーズが戦ったガラ怪人態に似た姿をしている。
グリード同様に大量のセルメダルを吸収する事で自身を強化出来る。
【サソリキャノン】
バースXが使用する戦闘支援ユニットで、胸部に装着される遠距離型砲撃ユニット。サソリコアメダルより解放されたエネルギーを元に構築される。サソリを思わせる形状をしている。三門のビーム砲を備え、その一つ一つがバースのブレストキャノンと同等以上の威力である。
コアバーストによって増幅したエネルギーを一気に放出する事が可能。
【タカトラバッタヤミー】
ギルが火野映司の亡骸から創成したヤミー。現存する生物の特徴を併せ持つヤミーだが、合成系ではなく仮面ライダーオーズ タトバコンボをモチーフとした空想上の生物系である。
タカの頭部から翼を広げての飛翔、トラの腕に備えた爪を使った攻撃、バッタの脚力を活かしたキックが得意。
その姿は別世界の歴史に存在したとされる「異なるオーズ」に酷似しているとか。
【転生】
生まれ変わる事。800年前の王の魂は転生を可能としている。
800年前、王は神に等しい力を得ようとして暴走してしまうが、実はその際に神の不変性の獲得には成功していた。しかしそれは石の体という望まぬ形であり、その石の体も直後にはオーズドライバーの安全保護装置「ディザスターセーブ」が働いた事により、棺の形に変えられて封印されてしまった。
残された魂も不変性を得ていた事で不滅となり、世界を彷徨う事となったが、魂だけの存在となっても欲望の衰えなかった王は、野望の為に様々な世界で復活の機会を得ては蘇っている。
【ブレイズバッシュ】
オーズがギル怪人態に放った必殺技。タカエタニティメダル、クジャクエタニティメダル、コンドルエタニティメダルを装填したメダジャリバーをオースキャナーで読み込んで発動する。
燃える刃で次元ごと対象を断裂する。
本来セルメダルを使うべき所にコアメダルを使っている為、メダジャリバー本体への負荷が高い。
【錬金術師ギル】
800年前、王の指示を受けて錬金術師ガラの下でコアメダルを造った錬金術師の一人。白いローブの人物で「ギル」の先祖。
王に心酔し切っており、王の「神に等しい力を得る」という夢を叶える為に尽力していた。
王の興味がグリードに向くと目に見えて嫉妬し、特にアンクを敵視していた。かつてアンクがコンドルヤミーを生み出した際には、セルメダルの増産を邪魔するべく、欲望の供給源であった少女を消そうと街の住人(特にヤミーの被害者やその縁者)に「少女は魔女である」と吹聴し、焼き殺すように扇動した。
最期は「グリードには出来ない事」として「命を差し出す事」を決め、自分の全てをセルメダルに変換して王の一部となった。
手記を遺しており、その内容は子孫に王への憧れを抱かせ、人生を狂わせる原因となる。