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なぜアイドルが好き?ライブアイドル?

 今回はライブアイドル(地下アイドル)のライブの魅力について掘り下げようと思う。

 まず分かりやすいのは何と言っても距離の近さ。
 今のアイドルの根本でもあるファンとコミュニケーションをとっていることによる心の近さだけではなく、ライブ中の物理的な距離もかなり近い。
 ライブハウスが顕著で、ライブハウスは基本的に狭くステージのアイドルさんと客席であるフロアの最前列との間が1メートルもない所が普通だ。
 一番後ろの壁に寄りかかるいわゆる後方彼氏面と呼ばれる観方をしていても表情まで分かる近さは臨場感抜群!
 全力で歌って踊るアイドルの息遣いが分かり、流れ落ちる汗が見える距離の近さにはホントに感動する。

 そしてライブアイドルはとにかくライブの数が多く、毎日のようにライブをしているところもあるし、ほとんどのグループは月に5〜10本のライブに出演している。
 つまりそれだけ実践経験が多く、何度も見に来るオタクを飽きさせない工夫や魅力を追求し、レッスンも重ねているためパフォーマンス力が高い。
 特に最近はコロナ禍で観客が声を出したり騒いだりといった盛り上がり方ができない期間が続いたために、静かに観ているだけでも楽しめる技量が求められるようになり、全体的にレベルが上がったと言われており、僕自身もそう感じている。

 そして特典会の存在も大きい。
 ついさっきステージでパフォーマンスしていた好きなアイドルさんと記念撮影をし話すことが出来る!
 楽しかったこと、感動したことを伝えるも良し、日々の暮らしや趣味などの何気ない話をするのも良いだろう。
 そうして何度か特典会に参加していれば自然とそのアイドルは推しになってきるだろうし、推しはあなたを認知して名乗らなくても名前を呼んでくれるだろう。
 ステージで見る推しの姿と
目の前で話す推し姿は同じかもしれないしギャップがあるかもしれない。
 ぜひ自分を見て名前を呼んで嬉しそうに笑う推しに感動して欲しい。

 最後に…というか個人的にはコレが1番の推しポイントなのだが、楽曲が豊富で良い曲も多く、誰であっても自分好みの曲をやっているアイドルと出会うことが出来るだろう。
 コレを言うと「地下アイドルに曲の良さとか関係あるの?接触がメインなんでしょ?」と言われることがあるのだが、曲が良くないライブアイドルが人気になるのはなかなか難しい。
 ドルオタはなんだかんだライブの楽しさありきでアイドルを推している人が多いから。
 もちろん「可愛い女の子、ある程度有名な人気のある女の子と話したい、仲良くなりたい」が目的のオタクもいるがそれは少数派だろう。
 楽曲の種類はホントに豊富で、歌重視、ダンス重視、楽器を弾くところもあり、グループの数だけ様々な音楽、パフォーマンスがあって、必ず刺さるグループがいると断言できる。
 これは多くの同業者に埋もれない独自性を打ち出して切磋琢磨しているからこその魅力だ。
 かつてのバンドブームのときに様々なタイプのバンドが現れ消えていったように、小さなライブハウスや路上ライブからのし上がっていった数々の有名バンドが居るように、アイドルもまた現れては消えてを繰り返し、今この時を逃しては二度と見ることができないステージが繰り広げられている。
 ごく最近、小さなライブハウスでデビューしたグループがレコード大賞新人賞を獲得した。
 デビューからわずか2年。
 売れるだけが、有名になることだけが、スターになることだけが全てではないが、売れるということは世間に認められる魅力があるということ。
 そして彼女たちに引けを取らないアイドルは他にも沢山いる。
 ぜひライブハウスに足を運んで、あなたのスターを見つけて欲しい。
 僕はすでに見つけている!
 ということで、今僕が聴いているアイドル曲をご紹介して、今回は終わりとする。

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