僕と「一瞬しかない」というアイドル2024夏
一瞬しかない
僕が今でもライブアイドルにハマっている大きな理由の一つが「一瞬しかない」というグループだ。
ライブスタイルは現在の主流である観客がコールや振りコピで参加するというよりは世界観を楽しみゆっくりと見入る聴き入る形が多く、MCで楽しませることにも力を入れており、ときにはコントなども行うなど、様々なグループが割拠しているライブアイドルにおいてもなかなかに独自性が強い。
出会ったときから数年経ちメンバーが変わった今でも僕の好きなアイドルグループだ。
実を言えばこれまでにも何度か一瞬のことを文章にまとめようとしたことはあるのだが、過去に焦点を当ててしまうとどうも上手く書けなくてお蔵入りさせてしまっている。
一瞬しかないは今までにもメンバーの変遷はあったが、昨年の四月に一人を残して当時のメンバーが卒業、同年九月に三人が加入し四人の新体制始動、今年の五月に一人卒業し、そして九月に新メンバー二人が加わり五人体制になる、とこの二年間は特に大きな動きがあった。
五人の新体制が始まったこのタイミングでなら今の一瞬しかないのことが書けるかもしれないと思い、この文章を書いている。
今の「一瞬しかない」はライブスタイルの変化期?
そもそもの一瞬しかないのライブは静かに見入る聴き入る楽曲が多く、アップテンポの曲でも観客からのアクションは手拍子が入るくらいのもので、ライブの雰囲気も静かな熱気が高まることはあってもそれが弾ける場面はなかったように記憶している。
そこに一石を投じたのが「私のプリズム」という曲で、それをさらに発展させたのが四人新体制で発表された「エフェメラル」だろう。
ぶっちゃけ実際の現場でそこまで大騒ぎはしていないのだが、それでも空気感は変わり曲中や曲終わりのリアクションとして客側が声を出して盛り上げることも出来るのは良いことだと思っている。
僕自身が静かにステージを見守るスタイルが好きなのだけど、ステージと客席の一体感はライブアイドルの大きな魅力の一つなので、より間口を広けるという意味でもこの進化はどんどん続けていってほしい。
その意味では十月からの定期公演で順次発表予定の二曲の新曲はどういったものになるのかとても興味深いし、ライブにおいてファンの側でもサポートしていくべきなのだろう。…いや、僕みたいな高まるほど動けなくタイプにはそれがとても難しくて申し訳ないのだけど、まあ曲終わりに高まった気持ちを歓声として伝えるくらいはね?イエーイ(低音)
五人新体制の初ライブを見て
この二〇二四年九月に新メンバー「宇野さくら」「黒木蘭香」が加入したことで「晴後すずめ」「永井瞳子」「平野なずな」(加入順及び五十音順)と五人体制となった一瞬しかない。
その五人体制初ライブで真っ先に思った感想は、多いな!だった。
一年足らずとはいえ先の三人と「乙坂ハオ」での四人体制に慣れ、その後は三人だったり二人だったりしたのでかなり新鮮な絵面だった。
一瞬しかないの振り付けの特徴として前半はそれぞれ別の場所で別の振りを踊っているのが、終盤に向けて集合していき振りもシンクロしていくというものがあり、ストーリー性を感じてとても好きなんだけど、人が増えることで前半は見たい場所が増え後半は迫力が増した。
ただ人が増えるということはミスをする可能性も増えるということであり、とくに後半のシンクロ部分に関してはミスが目立ちやすいので多くの楽曲を五人体制で初披露したこの公演で特に目につくようなミスがなかったというのは、新メンバー二人は勿論だし直前まで三人でやっていた既存メンバーたちにとっても大変な努力と苦労の結晶だろうと思える。
とても楽しいステージを見せてくれた一瞬しかないのチームの皆さんには心から感謝を、ありがとうを伝えたい。
ちなみに僕がとくに記憶に残っているのは「わたしのプリズム」で、最後の決めポーズは鮮烈に思い出せるほど感動的でホントに楽しかった♪
五人のステージの印象
あくまでもステージを見ての僕の印象だが、好きだった所を簡単に。
晴後すずめさんの歌声は明るく素直で聞きやすく、一瞬しかないの基準となる歌声だと思う。ファンを楽しませることを色々考えてくれているのが感じられるし、MCでは話題振りからボケまで大活躍なのだけど、人も増えたしもうちょっと楽をしても良いのよ?とも思ったり。
永井瞳子さんの歌声は儚さを感じさせて唯一無二の武器だと思うし、しなやかなダンスも良い。またいたずらっぽい笑顔や笑みを含んだ話し方なども素敵な個性だよね。個人的にはボブ瞳子さんお待ちしています。
平野なずなさんの泣き芸(笑)はとても前向きな感情が感じられて皆を笑顔にするのが素敵なところ。歌声は低音が響き良くて好きだし、この一年でメキメキとダンスが良くなっているのも良い。あと、よくやる口を尖らせている表情が好き。
ここからは新メンバーなのでホントに第一印象。
宇野さくらさん、目が大きいお嬢様という印象。たぶん一番緊張していたように見えたけど、曲が始まると曲の世界へと入り込むのが感じられてとても好きなタイプ。twinkleのブランコに座ったまま手を伸ばすところがとても綺麗。へへっは可愛すぎた。
黒木蘭香さん、笑顔が素敵で明るい声も相まってアイドル性高そう。緊張はしていたけどMCで話しているうちに解れていたようで本番に強いタイプなのかな。エフェメラルのダンスが格好良かったのも印象的だけど、緩やかな曲で穏やかに微笑むところも絵になっていた。
新メンバー二人とも先輩たちと良い関係を築けているようで微笑ましかったし、初ステージがワンマンでこの曲数の披露というのはかなり大変だったと思うのだけど、ホントに素晴らしい楽しいステージだった。
初めて出会ったときの一瞬しかない
一瞬しかないについて書くのに触れないのは違うなと
思ってしまったので簡単に。
僕が初めて出会った一瞬しかないは「喫茶めい」「仆破フリル」「夕凪響子」の三人だった。
当時の僕は色々と駄目な時期でホントにこの三人には癒やされ助けられてていた。
元来一つのことにのめり込むことが苦手な僕なのであまりそうは見えていなかったかもしれないけれど、今でもライブアイドルを楽しんでいるのは彼女たちの一瞬しかないと出会ったからだろう。
一瞬は僕にとって特別なグループになっているよ。
響子さんの卒業のときもだったけど、フリルさんめいさんも一瞬から卒業し、三人のいない一瞬しかないを見た時には正直複雑なものがあって、ライブに行く足がちょっと遠のいたりもしたけれど、今のメンバーの皆んなも好きになれて、変わらず一瞬しかないが好きだと言えるのが嬉しい。
めいさん、フリルさん、響子さん、ありがとう。
そして夏芽さん、銀海さん、こだまよさん、ハオさんもありがとう。
※ハルさんは会ったことがないんだよね。
最後に
ちょっと格好つけたりしているけれど、素直な気持ちが書けたように思う。
僕にとってアイドルは趣味の一種だと思っているが、それは軽いものでも簡単に捨てられるものでもなく、趣味だって人生の大切な彩りの一部であり、それを僕に与えてくれたグループの一つである一瞬しかないには感謝しかない。
これからも僕は「一瞬しかない」ステージを楽しんでいくつもりだ。