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GLAY第114曲『everKrack』(2011)

GLAYのシングル史において、2011年の『everKrack』の存在は重要すぎる。初めて、TAKURO曲以外がシングルになった瞬間だからだ。

2001年頃から、GLAYにとってシングルとは常に新しい扉を開くものだった。
『VERB』はRebirth以降積み上げてきたロックンロールの集大成だし、『紅と黒のMATADORA』はロックンロールを極めたものが新しい曲風を探る一面を見せているし、『SAY YOUR DREAM』はTAKUROの半生と未来をつなぐ現在を表現した曲だし、『I am XXX』ではこれまで扱わなかった重厚感のある音を追求して後のGLAYに大きな影響を与えたし、『PRECIOUS』は独立する事でより親密で自由なアプローチが出来るようになったことが現れているし、そして『everKrack』はHISASHI曲がシングルカットされたのだ。

曲の由来は、アメリカのオンライゲーム「everQuest」の中毒者のことを「everKrack」というところから来ているようだ。ゲーマーとしてのHISASHIの一面も垣間見え、シングルになるから大人しくしてようという遠慮は微塵も感じない、HISASHIらしさ満載、遊び心満載の曲になっている。

そしてこれが現在もライブの定番曲になっていて、

おーいぇ!!

とみんなで叫ぶのである。
私はこれのMVも好きで、TERUがトランペットを持っている姿がなんとも似合っていて大好きなのだ。
かっこいい。

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