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明日もこうして終わるんだね葛飾亀有♪ GLAY第333曲「RHAPSODY」(1997)
GLAY曲紹介は、残り7曲。
まず「ラプソディ」って何だ?
Wikipediaを調べてみる。
狂詩曲(きょうしきょく)またはラプソディ(英: rhapsody)は、自由奔放な形式で民族的または叙事的な内容を表現した楽曲であり、性格的小品の一種。異なる曲調をメドレーのようにつないだり、既成のメロディを引用したりすることが多い。
うーん。いまひとつピンとこないけど、
他の記事も調べてみると、
どうやらラプソディの起源は古代ギリシャらしい。
当時、伝説や出来事を歌で語り伝える詩人がいて、
その職業のことをラプソドスと言った。
そして、このラプソドスが歌う歌のことをラプソディアといい、それがラプソディの起源だという。
また、日本にも、民話をつれづれなるままに話す「狂詩」というものがあって、そこからラプソディが狂詩曲と訳されるようになったらしい。
つまり、
あの人もこの人も出てきて、
纏まりはないけどワチャワチャしてて、
なんだか楽しい群像劇って感じなのかな。
何はともあれ、
ラプソディっていう言葉の響きは、好きやな。
GLAYの「RHAPSODY」は、
アルバム「BELOVED」のラストを飾る爽やかなロックナンバーで、小気味良いイントロと、人生を俯瞰したようなAメロ、そしてノリノリなサビ、
"華がある"っていう表現がぴったりな曲である。
歌詞は、ラプソディよろしく、
社会の、ままならない様々な恋模様を綴っている。
男女問題はいつも面倒だ、ってなノリだね。
色んな恋模様やそれに対する考え方が、
脈絡なく次々と言葉で表現されるんだけど、
ここでやっぱりTAKUROはすごい。
観察眼とワードセンスが、
すごい。
いつだってkissまであと少し
心まで辿り着けない
とばっちりは誰だって甘すぎる夢につきものの
懲りない奴らラプソディ
思い切り抱き合って昔の傷を癒しているけれど
真新しい恋に期待してら
もう一度逢えるなら嬉しい
傾いた人生のせいにできる恋
一時の笑顔見逃さず無邪気さを武器にすべり込む
始まりはドラマ
恋人よ僕たちはお互いの努力なく愛情は続かない
って硬い事言って結局振り回されていくラプソディ
なくした恋をわずかな糧にして
迎え打つ痛い目とイイ目は50/50
なんか、恋愛模様の大喜利みたいやな。
いやぁ、それにしても
「ちょっと冷めた目でモノを見る諦めモード」
っていう視点で、社会を切り取って
皮肉っぽく表現する、素晴らしいな。
ところで、ラプソディと言えば、
ボヘミアンラプソディと、
ラプソディ・イン・ブルーと、
浅草ラプソディだね!