ロックの詐欺師たち：GLAY第99曲『ROCK ACADEMIA』(2020)
てんてんてん♪ てんててん、てん♪
ウィーアー ロック、アカデミア！
って始まる2020年リリースのシングル『ROCK ACADEMIA』
どないした！？グレイ。
We're Rock Academia
若手ピアノロックよ街に鳴れ
Rock Academia
四半世紀にわたり記録した
Rock Academia 4eva
ROCKは、反骨、反発、枠に囚われない精神。
ACADEMIAは、学術機関。研究や歴史の積み重ねを重んじ真理を追求する精神。
まったく反対の意味の言葉を組み合わせた、
ROCK ACADEMIAとは、GLAYのことだろう。
自分達のことを「ROCK ACADEMIA」とは、すごく言い得ている。
ロックの精神を持ちながら、どこか優等生だし、そもそも25年もロックをやり続けるってあんまり聞いたことがない。かっこいいロックってのは、バーンと登場して数年活躍した末にメンバーと仲が悪くてなって解散するものである（だいぶ乱暴！）。
2006年のRe-birthの時に、GLAYは『ROCK'N ROLL SWINDLE』（意味は、ロックの詐欺師）というシングルを出したのだが、このタイトルは、まさに自分達のことだ、自分達にぴったりな言葉だ、と言っていた。
ロックだけど、ロックぶってるだけで本当は違う、というGLAYらしい良い裏切り。
当時、『ROCK'N ROLL SWINDLE』の言葉を持ち出したのはTAKUROだったけど、2020年『ROCK ACADEMIA』という言葉を持ち出したのはHISASHIだ。自分達を形容する言葉をHISASHIが付ける、というところになんだかGLAYの進化を感じる。
んでもって、歌詞の「若手ピアノ」はハジメタルの事かな？