GLAY第131曲『見つめていたい』
GLAYのTAKUROはプロデューサーとして活動をしていた時期があり、1997年にMijuという女性シンガーを『SUMMER SHAKES』という曲でプロデュースして、1998年にRomiという女性シンガーを『見つめていたい』という曲でプロデュースしている。
ただ、のちにTAKUROは自身を「プロデューサーとして向いていない」と言っており、その理由を「GLAYを最優先に考えてしまう。良い曲が出来たらGLAYに渡してしまう」と言っている。
今日は『見つめていたい』を紹介したいと思うが、上記の理由からこの曲はTAKUROの半生の中でとても希少な曲であることが分かる。
Romiのリリース当時のCMがこちら
そして、1998年のpure soulツアーのパンフレット付属のCDにGLAY版の『見つめていたい』が収録されている。
アレンジがシンプルな所が良い。ギターはひたすら裏打ち、ベースはHOWEVERのようなレゲエから派生したフレーズだ。ドラム、ピアノ、ストリングスなどそれぞれの音色がちゃんと際立っていて、素敵なアレンジである。
多分、シングルにもならないしアルバムのキラーチューンにもならないということが本人達もわかっているだけに、肩の力が抜けているのだろう。
私個人の感想だけど、『pure soul』や『BE WITH YOU』のポジションになり得たくらいのエネルギーのある曲だと思う。メロディもいいし、歌詞の方向性も良い。
でも多分、GLAYはこの曲を今後GLAYの曲として成長させることはないんやろうな。
そう思うと寂しいけれど、1998年の時代性をとてもよく反映したメロディが、真空パックのように保存されている。心温まる曲である。
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