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ガラス細工の風とは何なのか:GLAY第47曲『月に祈る』

今日も1996年の2ndアルバム『Beat out!』から。タイトルのイメージとは裏腹にバリバリのヴィジュアル系ロックチューンの『月に祈る』をついて書きたい。今日みんなと共有したい事はただ一つ。

月に祈る貴女の夢は美しく
ガラス細工の風は いつも優しい
『月に祈る』のサビ

ガラス細工の風」という言葉の解らなさ、である。

」ってのは目に言えず流動的なものなのに、「ガラス細工」っていういかにも固形物を取り出して「ガラス細工の風」とは......訳がわからん!今日はひとしきり「ガラス細工の風」とは何なのかについて考えてしまったではないか。。

とりあえずポップスやロックの歌詞において言葉が表す一般的な意味から考えてみようと思う。

」っていうのはよく使われる言葉だが、「時の流れ」や「時代」、あるいは「その時にしかない瞬間」を表すことが多いと思う。ジュディマリの『風に吹かれて』では「時の流れ」を意味しているし、GLAYの『ここではない、どこかへ』の「二度とはない風の香り」は「その時にしかない瞬間」を意味している気がする。
『月に祈る』では「永遠など無いといつか僕を困らせ」や「刹那色のルージュ」から、時間やその瞬間に対する意識があるので、やはりここでの「風」も「瞬間」を表しているのかもしれない。

次に「ガラス細工」なんだが、これは他の曲ではあんまり見ない。ただ、なんとなく意味は想像できる。つまりfragile的なやつなんだろう。壊れやすい、繊細な、でも美しいもの。

さて、これらを組み合わせると、
ガラス細工の風」=「壊れやすくて繊細で美しいモノの、その時にしかない瞬間」という事になる。

なんか急に分かった気がする!
ということで、懐かしのライブ映像をご覧ください。

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