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夏ってなんだ:GLAY第195曲「いつかの夏に耳をすませば」(2009)
夏という季節は、ただ単に日差しが強くて気温が高いだけじゃないよね。
もちろん、すべては太陽の日差しが強いことが原因なんやけど(太陽は罪な奴だ)、それによって人は開放的になるし、仕事も休むし、海に行くし、祭りに行くし、かき氷を食う。
こうして人々にとって"夏"は特別なものになる。
さらに、梅雨明けから9月に入るまで、という明確な時期があることで、夏は一つの時間として確固たる地位を確立しているのだ。
だから、一つの夏を過ぎれば、
もうその夏に戻ることはできない。
そして、人は過ぎ去った夏を思う。
それでは聴いてください、「あの夏へ」
てな感じで、GLAYの夏うたにも
過ぎ去った夏を想う歌がたくさんある。
いつかの夏に耳をすませば
夏の彼方へ
あの夏から一番遠い場所
Blue Jean(振り向けばホラ秋が待っていた)
SPECIAL THANKS(道の向こうに戻れない夏がある)
そして各曲が思い返す夏は、それぞれに時期が異なっている。
今日はその中から「いつかの夏に耳をすませば」を紹介したい。この曲は、幼少期の夏を回想する曲である。
象徴的な歌詞がある。
泥模様シャツを気にしては
恐れながら 母を見た
...夢で逢えたら
もう逢えない母を想い、
無邪気だった幼少期を想い、
もう戻れぬ日々に耳を澄ませる...
遠い空の下で、あの夏から一番遠い場所で、
誰もが特別だった頃を想う。