α7S IIIでEF(Canon)マウントレンズを使ってみる(Metabones MB_EF-E-BT5)
これまでCanon 6Dを使用していましたが、この度SONY α7S IIIを購入。
ただ、レンズは今までのものも使いたいので、EF→Eマウントに変換できるマウントコンバーター「Metabones MB_EF-E-BT5」を使用して、EFマウントのレンズを使うとどうなるのかのレビューー。
※あくまで個人の環境です。保証はしませんのであしからず。
ちなみに他の候補もいくつかありましたが、値段やレビューを考慮して「Metabones MB_EF-E-BT5」にしました。下記は他の候補たち。
まずは「MB_EF-E-BT5」をアップデート
USBでつなげます。旧モデルの「MB_EF-E-BT4」と変わらないので、こちらの記事を参考に。
スチール(写真)のAF
とりあえず撮ってみました。今回試したレンズは手元にあった下記。結論から言えばスチールのAFは問題なく使えました。これは予想通り。
Canon / EF24-105mm F4L IS USM
Canon / EF70-200mm F2.8L IS USM
Canon / EF85mm F1.8 USM
SIGMA / 50mm F1.4 EX DG HSM
TAMRON / SP AF 90mm F2.8 Di MACRO
おもしろいのは色味の違い。下記は適当に撮ったRAWをPhotoshopでwebように保存(JPG)にしたもの。
両方とも ISO640 / 50mm / F2.5 1/100
上:Canon 6D(有効画素数 2020万画素)
下:SONY a7s3(有効画素数 約1210万画素)
Canonは赤系、SONYは青系ですね。そして原寸で見るとやはりa7s3の方が鮮明。画素数は重要では無くなってきているとはいえ、さすが7年の差。
動画撮影時のAF
さて問題の動画撮影時のAF。これは残念ながら予想通りダメダメでした笑
実際の動画は下記。
・ギリギリAFは動くものの、ピントを合わせるときにずっとカタカタ言ってる
・ギリギリ動くは動くけど、AFの精度が怪しい。
ということでかなり微妙ですね。ただ、音はするけど画は動いてないので、音を使わない撮影ならギリギリ使えるかも。。
まぁそもそも動画撮影で基本AFは使わないのでクリティカルではないのですが、a7s3を買った理由のひとつにジンバルでの撮影があるので、最低でも1本はEマウントレンズを買わねばです。(来年のこれを待つ)
想定外のこと
❶RAWで撮ってLightroomで現像する際、純正レンズであればレンズ補正(色収差を除去/プロファイル補正)というのが使えるのですが、レンズ情報まで記録されないようで見事に空っぽになります。これは地味につらいかも。
❷思ったより見た目がカッコいい。
まとめ
動画撮影時のAFは当てにならないものの、それ以外では問題なさそう。つまり、α7S IIIを買ってもEFレンズは無駄にならない!という感じです。それはよきαライフを。