T句 プレバト俳句「遅刻」に挑戦
始業かな社宅とび出す夏の蝶
プレバトの次回(7月4日)のお題:遅刻して走っているシーン
分けて書くと
始業かな
社宅とび出す
夏の蝶
季語は?
夏の蝶が季語です。夏に見かける、ちょうちょです。
最近は温暖化で、季節問わず蝶が飛んでいる気がしますが、本来ならば、蝶といえば春ですよね。三夏(さんか)の季語で、初夏(5月)~晩夏(7月)に使うことができます。
場面
「九時から十八時ってさ、きつくね?」
「そうなの。しかも、りっちゃんは新入社員だから、まだ慣れてなくて、」
その瞬間。
夏のスーツを着た女性が目の前の社宅から飛び出てきて、くるりと後ろ姿になり、新品のスニーカーで、アスリートのように走り去りました。
「りっちゃん――」
明美は驚いて、呟きました。
「え? 今のが?」
「うん」
「俺たちは創立記念で休みだからいいけど、間に合うのか?」
明美がスマホをポケットから取り出すと、九時二分でした――。
T句って?
「トゥウィン句✨」というセルフコラボ企画です。
今始めました。「とぅいんく」と読みます。ふたご(ツインズ)と、きらきら星のように輝く(トゥウィンクル)という2つの意味の合体です。
同じ人(私)が同じテーマで詠んだ、対になる俳句と川柳です。川柳の上五をクリックすると、私の外部サイトへ移動します。
始業かな社宅とび出す夏の蝶
詠んだ日
2024年6月23日
53句目
T句では1句目
※上記の物語はフィクションです。