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Photo by
gucchon
T句 女梅雨
鳴り響く荒梅雨去りて女梅雨
自分でお題:雨
分けて書くと
鳴り響く
荒梅雨去りて
女梅雨
季語は?
荒梅雨(あらづゆ)と、女梅雨(おんなづゆ)。
この俳句は、季重なりになっています。
連句・俳句で、一句のうちに季語が二つ以上入ること。
梅雨(つゆ)は、仲夏(ちゅうか)の季語。
6月(仲夏)に使うことができます。
「男梅雨」とは、雨がザーザーと激しく降った後に、パッと止んでカラッと上がる、そんな雨のことを言います。また、「女梅雨」とは、しとしととおしとやかに降る雨のことです。
私の住む埼玉県はまだ梅雨明けしていないようなので、実感を込めてこの季語を使うことにしました。
場面
昨夜から今朝未明にかけて降った雨。
窓と遮光カーテンを閉めて眠っていても、はっきりと聞こえる豪雨の鳴り響く音。おそるおそる開ければ、激しい飛び散り方の滴が部屋に大量に飛び込みそうで、2秒ほどで窓を閉め、カーテンも閉めました。
やがて、ウェブ句会の選句のためにもう一度起きた時には、うるさい音は消えていました。再び窓を開けると、しとしととおしとやかな女梅雨に変わっていたのでした。
T句って?
「トゥウィン句✨」というセルフコラボ企画です。
「とぅいんく」と読みます。ふたご(ツインズ)と、きらきら星のように輝く(トゥウィンクル)という2つの意味の合体です。
同じ人(私)が同じテーマで詠んだ、対になる俳句と川柳です。川柳の上五をクリックすると、私の外部サイトへ移動します。
鳴り響く荒梅雨去りて女梅雨
詠んだ日
2024年7月21日
74句目
T句では2句目
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