オンライン誕生日は偶発性を再現できる
先日、オンラインで誕生日を開催しました。
誕生日を友人限定のイベントにすることで、オンラインで偶発性が発生するか実験。結論を先に言うと再現できました。当日はわたしを「祝う」という目的で遊びに来てくれるので、祭り効果が発生することを発見。また、「祝う・祝われる」が前提なので、基本的に場は明るく、祝い祝われることでみんながハッピーな気持ちになります。リアクションが事前になく、当日シークレットゲストで来られた方が4人も。
そもそもオンライン空間は目的的。
何気ない会話や「ちょっといい?」みたいなコミュニケーションが生まれにくい。目的的な時間が流れるため、コミュニケーションが良くも悪くも混戦することがなく、ふとした出会いもありません。
ふらっと出会えるように。ということで、事前に伏線を張りました。
イベントにリアクションしてくれた人、一人一人にキャッチコピーをプレゼント。こんな人がいるのか。ワクワク。と思ってもらう仕掛けです。下記文章を前日夜に投稿。
こんばんはー。明日の生誕祭にお越しになる方々の簡単なご紹介をいたします。気になる方に出会えるとよいですね!
[参加予定]
A:世の安寧を静かに祈るスーパー山伏
B:気楽でご機嫌な、生けるお地蔵さん
C:次世代の土壌と苗を育てる東京の父
D:美しさと知性が光る肝っ玉母ちゃん
E:受けとめ上手な笑顔のキャッチャー
F:考え出したら止まらない論理の学徒
G:物事の本質を丁寧に掘り出す探検家
H:好き、を全身で愛するオタク研究者
I:コミュニティを豊かに耕す和服百姓
[参加未定]
J:愛を高らかに鳴らす土のラッパ吹き
K:芯の強さがアルデンテな愛され芝犬
L:生き様を注ぐアバンギャルドのママ
M:日常に彩りを編みこむ民藝若手職人
N:寄添いを忘れない一本気レシーバー
O:メタの木を登り下りできるムササビ
P:見えない世界と交信する筆の魔術師
Q:控えめにお茶目なほろ酔いダルシム
[興味あり]
R:世界に斬新な切口を提示する発明家
S:今日はいつにも増して綺麗なマダム
T:質実剛健なアットホーム・ゲーマー
U:豊かさを堪能する目利きのソムリエ
V:しょうもないに命をかけるマスター
W:地域を愛してやまない歩く爽やか君
X:どんな空間も片付ける雰囲気のプロ
Y:暮らしを余さず調理する手仕事リス
Z:暴風雨でも灯りをかざすイージス姉
当日は、いらっしゃったタイミングで、キャッチコピーを元にわたしからみなさんを簡単にご紹介しました。なぜそのキャッチコピーなのかがコミュニケーションのとば口になり、そこからそれぞれの興味関心に話が展開し、予想もしない会話が繰り広げられました。
課題は、長い間、誕生日会にいてくださる方は、何度も自分の自己紹介を聞くことになる点。紹介するわたしは、まるで落語の真打さんのように、既に使った紹介ネタ以外で紹介しないといけないという、ものすごく脳みそを使うことになりました。
変に場をまわそう、と思わなくても良いのかもしれません。
これからもいろいろ実験いたします。
ごちそうさまです。
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