■「フジロック行かないんですか?」
昨日はフジロック最終日だった。
午後、地元西荻で、とあるパーティーへ出かけていろんな人に会ったのだが、会う人会う人みんなに、挨拶がてら「フジロック行かないんですか?」と聞いてみた。
するとたいてい、みな「ああ、行きたいんですけど・・・」と答えてくれた。「フジロックって何ですか?」と言う人はいなかったので、フジロックの認知度はたいしたものだと思った。
そもそも、「フジロック行かないんですか?」という質問は、我ながら大変失礼な質問だと思う。相手はきっと心のなかで、「いや、いまここにいるんだから、行かないでしょ」とか、「そういうアンタは行かないのか?」と思っていることだろう。
そう、私は「フジロックなーんか行かーない♪」のだ。
なぜなら、「昔行ったことがあるから」だ。いや、理由になってないですね。
まあそれはさておき・・・。
私が行ったフジロックは、第2回目の豊洲(1998年)だった。
いま振り返ると、ラインアップがなかなかすごかった。
<1日目>
ビョーク
ベック
イギー・ポップ
エルヴィス・コステロ
ニック・ケイヴ
ソニック・ユース
ステレオフォニックス
忌野清志郎
BLANKEY JET CITY
ギターウルフ
東京スカパラダイスオーケストラ
ホフディラン
<2日目>
プロディジー
プライマル・スクリーム
イアン・ブラウン
エイジアン・ダブ・ファウンデーション
コーン
ベン・フォールズ・ファイヴ
ジャンキーXL
布袋寅泰
thee michelle gun elephant
audio active
TOKYO No.1 SOUL SET
Kemuri
何だかロックしてますね。
というか、時代を感じさせますね。
ギターウルフ、audio active、TOKYO No.1 SOUL SETあたりは、当時、私がやっていた雑誌「TOKION」でもインタビュー記事などで取り上げていたので、感慨深いものがある。
特にギターウルフはかっこよかった。
TOKIONで、「芸者とギターウルフ(セイジ)の対談」という奇妙奇天烈な記事を作ったのだが、そのなかでウルフはこう言っている。
芸者:ギターって難しいんでしょ?
ウルフ:難しいと思うかもしれないけど、ギターなんてすごくカンタン。ギターなんて別に弾かなくても、カッコよくジャンプしてればいいんだよ。バーンとやってれば、あとはドラムとベースが辻つまの合うように鳴らしてくれるから。
芸者:でも、それはギターウルフの中だけの話でしょ。
ウルフ:・・・マジ!? ほかのバンドは違うの? ギターはだいたい高音とかがピーピーって聴こえるだけだから、だいたい大丈夫ですよ。問題ない。
なかなかしびれるインタビューだ。
そう、「だいたい大丈夫」だし、「問題ない」のだ。
最近は、みんな細かいこと気にしすぎ、というか、心配し過ぎ、だね。
ギターウルフを見習って、バーンとカッコよくジャンプみよう。
きっと周りがなんとか合わせてくれるから。
今日から8月。心は夏休み。
では今月も、いっちょうバーンといってみよう!
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