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2025年スタート編

2025年スタート編

何でも話せちゃう会社の同期と仕事終わりに1杯。
言い方はアルコール入れてそうだけど、麺を啜ってるだけ。某カフェのチョコクロのデザート付きで、〆まで抜かりない。

久しぶりに訪れた街の景色は少しずつ変わっていたけど、不思議と昔の記憶がじわじわと蘇る。店内に流れるBGM、隣の席のカップルの笑い声、湯気に混じるスープの香り。そのすべてが遠い日々を繋ぎ止める糸のように感じられた。

「自分が好きなものを忘れちゃダメだよ」
ふと、この前観た映画のワンシーンが頭をよぎる。何気ない一言が、じわりと胸に染みる。そうだよな。やっぱりラーメンが好き、と再認識しつつ、いや、もっと大事なことある気がすると、一人ツッコミ。

硬麺だから、お先に失礼します、と言いながら一口目を啜る。
君、家系だよね?と尋ねたくなるスープ。でもライトでしつこくない。カウンター越しに見える店員の動きも滑らかで、真新しい内装とこの味が絶妙にマッチしてる。追加で頼んだ白米を頬張りながら、列に女性が多かった理由が納得できた。

締めのお店に移動して、レイアウト作戦会議を始めた。
「一人暮らしの部屋って、どんな感じ?」
「部屋の内装似てるじゃん。」
仕事帰りの疲れが不思議と消えていく。くだらない話から未来のことまで、あっという間に時間が流れる。気づけば閉店時間。

ふと、カレンダーの予定に目をやる。1月が終わると同時に、いよいよ20代後半に差し掛かる。
過ぎた時間は取り戻せない。けれど、自分が好きなものを大事にする生き方なら、未来はきっと味わい深い。そんなことを考えながら、改札に向かった。

#麺屋たいせい
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#ラーメン
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