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2021/08/29(山)

富士山に……行った!

登山経験など全くなく(山的なものに行ったと言えば高尾山ぐらいか)当然装備もなにもないためアウターや靴、ストックにバックパックなどの主要装備はレンタルで済ませ、装備一式を揃えた。

富士山といえば年配の方や家族連れもレジャーで訪れる山で、実際それなりにそういう人たちも見かけたし、まあなんとかなるだろうぐらいの気持ちでいたが思った以上に大変だった。オタクくんらしくヤマノススメをちょっと見返して、やっぱり大変な山なんだなあなどと思っていたので気持ち的にはそれほど舐めていたつもりもないのだが……舐めていたというよりは登山経験の無さから全く想像がつかないという方が正しいか。
想像がつかないというのはマイナスのことばかりではなくて、登山においてほとんど岩場みたいなところをがしがし登っていくことに高所恐怖症のわたしは大変恐怖を抱いていた時期があったのだが、富士山に関してはそのあたりの恐怖を抱くことはそれほどなく、意外と登れるものだな、などと思った。

日頃街で暮らしていると電子機器や車の音に四六時中溢れかえっているし、田舎であれば田舎で蛙や虫の大合唱になるわけだから、ふと立ち止まってみると風の音しか聞こえない空間というのがかなり新鮮だった。登っているうちにそこそこ暗くなってしまったのだがヘッドライトを消すと星空がはっきりと見えて、本当に普段の場所からは離れていることを実感する。あとそのときにTwitterを見るとバックライトで夜空が全く見えなくなるのでTwitterは見ないほうがいいです。

本当に大変だったのは山小屋、というか高山病か。ヤマノススメを見てこれまた学習していたつもりなのだが、なんだかんだで8合目の山小屋に到着してこれでなんとかなるだろう、と安心しきっていたら数時間眠った後に体調が大変悪化して、頭痛と吐き気で完全に参ってしまった。雪村あおいさんの苦しみの解像度がモリモリ向上したのはオタク的には良かったが、酷いときはそんなことも言ってられないような状態だった。結局そこでそれ以上わたしは登るのを諦めて、お手洗いと親友になりながらなんとかかんとか復活して(小屋の人や同行者に大変迷惑をかけて申し訳ない)、小屋でご来光を迎えて下山するプランとなった。
下山にともない高山病に関して改めて調べていたが、寝るとなおさら呼吸が浅くなるから悪化しやすいとか、食事の消化不良は食べて割とすぐ寝るのがよくないだとか、そもそも早食いしすぎただとか、脱水を恐れて逆に就寝前の水分補給が過多だったかもだとか、小屋の標高を下げるべきだったかもだとか、小屋での防寒対策が不十分だったかもだとか、まあ色々と反省点は出てくる。何よりも山小屋や高山病に関しては実体験を伴った理解には乏しく、そうした未知への不安も大きかったなあなどと思ってしまう。何事も経験というやつなのかもしれない。

頂上まで登れなかったのは無念だったが、標高3000mを超えて十二分に高山の雰囲気は楽しんだし、無事に帰ってこられたので良しとしよう。
帰りの道は車も通る砂利道をひたすら下りなので、ある意味のんびりもしているがぼんやりしていると転びそうになるので危ない。とはいえ早朝の風景は夜とはまた違ったおもしろさがある。山って森があるから結局緑マナじゃね? なんて思っていたけれど雲の高さを乗り越えた高山帯というのは本当に溶岩でできた岩のみでできた非日常な殺風景さが印象的で、なるほどこういうのが赤マナが出る山なんだな……などと思った(若干生えている植物や虫に生命の逞しさを感じられたのも良かった)
とはいえ結構大変だったから次に山に行くとしたらもうちょっと低いところがいいかな。リベンジもまたいつか。

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今日見たアニメは天官9、坊っちゃん9、劣等生9、たんもし9、巨人族(再)1。今日のたんもしはドライブ感がすごくてすごいアニメだった……さいかわいつ再登場するの? 昨日の朝にブルリフRの20は見たが結構これでアニメが溜まってしまったので、精力的に見ていくぞ。



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