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2021/11/19(ビューティフル)

労働

リモートワーク怖くなってきたよ~(アイリスアウト)

二日酔いみたいな頭痛があり、今日は集中力とかダメダメな日だった。来週がんばります。

ビューティフル・デイ

見た! あらすじを見ているとおじさんと少女の交流モノなのかな~と思っていたら全然違ってびっくりした。説明セリフがあまりない作りで、かなり主人公のジョーの視点で進んでいくので場面が飛びつつ、ジョーの脳内の映像と現実が交錯しながら進んでいくので、わりと話を追うのが少し大変だったね。しかし映像の演出としても意味があり、これしかないだろうと思う。

ジョーは心的外傷があるようで、だからこそ多くを話せない。抑圧された家庭で苦しい子供時代を過ごした彼は、繰り返し自殺未遂や窒息しかけることを繰り返している。ジョーの視座にかなり寄り添って進んでいく本作は常にスリリングな映像が続き、彼の息の詰まるような日々がこちらにも伝わってくるような、ヒリヒリとした視聴体験ができる。バイオレンスなシーンもかなり多いのだが、あまり直接的な映像は少なく、逆にジョーの日々が血と暴力で彩られていることがさらりと伝わってくるようでもある。

多くを語らない作品ではあったが、しかしそれ故か音の使い方が抜群に良かった。レディオヘッドのギタリスト、ジョニー・グリーンウッドの手掛ける劇伴が良く感じるのはまあバンドのファンとしてそうだろうとして、それによる雰囲気作りはもちろん、SEの緊迫感のある使われ方が非常に印象的だった。ジョーが幼少自体のことを思い出しながら音を殺して敵を撃ち殺すシーンとかね……。

結局の所これはジョーがどう生きるかという話だったんだよね。彼が救おうと奮闘したニーナちゃんは実際彼よりもしたたかで、ある意味では彼よりも”大人”っていう。その少女性もまたバチッと出されているからこそ、そのギャップには参ってしまう。少女を救いたいけど救われたい俺達としてもな……。いや、改めてうまい具合に予想を裏切られた作品とも言える。
先も言ったように暴力描写もそれほど直接的でなく、故にここまで暴力的であっても不思議と静謐な空気感がある。この内容でここまで静かな作品にできるのか、と驚くぐらいである。そうして幕を閉じるときもいくらか我々をどきりとさせつつも、すぅっと流れるように終了して、じわりじわりと良さが生まれてくる感じ。この余韻を残す終わり方が映画を見ていて好きな瞬間の一つだな。
原題”You Were Never Really Here”に邦題”ビューティフル・デイ”これはどちらも名タイトルでしょう。いやあ映像作品の戦い方のなんたるかをぶつけられた気持ち。美しくていい映画だったね。

今日見たアニメ

ボクシング8、セレプロ8、ヴィジュプリ7、終末8、まおイブ8、ゆゆゆ8。

セレプロ、来ちゃいましたね、心臓移植が……。このアニメなりの着地がどうなるか、注目したい。番組要素もぶっちゃけまだ掴みきれてない所あるんだよね。それにしても、ここまでモロだから逆にちゃんとセレプロに向き合おうと思ったんだけど、流石にドリプラのこと思い出しちゃうね……。

ヴィジュプリ相変わらず良かったな~。アニメが曲を魅せるアニメになっていて良い。サガ、人間臭いところとカリスマ感両方あってずるいキャラだよな~って思う。あれで結構常識人ポジだし。

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