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2020/10/24 We Dance

夜、フォロワの方に誘って頂いた秋の宴、なる深夜のクラブイベントに行く。DJ配信が流行っていた頃そこそこ聞かせてもらったし、ジビエの催し以来アニソンクラブイベントに全く足を運べていなかったためこれ幸いとばかりに参戦することにした。

場所は新木場のageha。本当に全く詳しいことを知らないのでagehaってどこなのだろうと思っていたら、新木場COASTで行われるクラブイベントの名称で、その際に場所自体もagehaとなるらしい。新木場COASTはあの電光掲示板に味があるので印象深い。New Orderの来日とかで足を運んだ記憶がある。

ライブハウス自体は何度か訪れたことがあるのだが、クラブとなると少々趣が変わる。この催しの性質も大きいのだろうが、各所にバー販売所が設置され、ステージと客席という厳密ではなく、そのあたりの空間そのものが会場となっていることに新鮮さを感じた。電飾で彩られた屋外を人々が行き交うさまはまさに「宴」という雰囲気。ライブハウスという場所を訪れたのも相当久しぶりだったのだが、マスクや消毒などこそあれこうして多くの人々で賑わう様を目の当たりにすると、いよいよ少しずつかつての日常というものが取り戻せて来ているかのように思われて、嬉しくなる。

屋外の会場は3箇所あったのだが、ざっくりアニソン原曲系DJが2箇所、リミックスなどよりクラブミュージック色が強いのが1箇所、という印象だった。PARKとex-BOXのアニソンで萌え萌えしたりWATERのプールサイドでふわふわしたりとギャップが激しくてアニソンのサウナかよって感じだったのだが、これがとても贅沢で面白い。シーンに詳しくないことをいいことに場所を選ばず飲酒をしながらフラフラしていた。

JukeVoxのだーよしさん、洒落たアニソンの選曲でとても良かった。イイね……思っていたらシャノワールが流れたので藻前に恋した漏れは……って楽しくて跳ねていたら足がつった。運動によって足がつったのいつぶりだろうか……。
アリーナ付近を彷徨いていたところ憧れFuture Signが聞こえたため、フラフラと導かれてしまったアニソンインデックス!!のとんとんさんのプレイ、選曲が自分に刺さりすぎて「まあ足あれだしのんびり聞いておこうかな……」と思いきや私たちのSTARTRAILで感涙してキミのラプソディーでめちゃくちゃになってしまい、気がついたら前方に出ちゃった照。
結構消耗したので出ようかと思ったら流れるように(DJイベントってそれはそうなんだけど明確な休憩時間ないんだよな……)澁谷梓希さんもといDJずっさんが登場してそのまま電音部のご自身の曲とか流して歌い始めるものだから完全に動けなくなってしまった。バッキバキの轟音で電音部の曲聞くの流石に楽しすぎてワロタな。昨日まで一部斜に構えていた気もするけれど多分気のせいだろ、電音部を応援してきたオタクで本当に良かった~!
流石に水が欲しかったので退出してプールサイドでDJ WILDPARTYさんのプレイ。配信でも聞いたことがあったけどカッコいいな~WATERはロケーションが特に最高で、東京のビル群を望みつついい感じの曲が無限に流れるのが本当に楽しかった。
せっかくだしアリーナに舞い戻って見たMuraさん、純粋にパワフルなアニソンDJをされていて、強い楽曲を散りばめつつ曲の文脈だとかも意識してしまうし、その上で今期前期からのピックが豊富な選曲で惚れ惚れしてしまった。鬼滅ではさみつつ鬼滅を推すのもカッコいい。鬼滅の刃ってアニメ、面白そうだな……。

前後するがこの間かなり脚にいつ痙攣が再発して瓦解してもおかしくない状態で、ご注文はうさぎですか?BLOOMを見る直前のオタクのごとく極度の緊張感が常に脚に付きまとっていた(みなさんもご注文はうさぎですか?BLOOMを見る前に緊張したりしますか?)
思い返せば中学高校のランニングの授業でもまあインドア気質が肉体にまで作用していたのか毎回足を痙攣させていたわたしにとっては「足がつる」などということはかつての日常茶飯事であり、慌てず騒がず対処する。ので柵に体重を預けて体を揺らしつつも常に足をもんだりストレッチしたりするマジでダサいオタクと化していたのだが、とは言えこれは引くか進むかの瀬戸際であるので一観客の見た目などを気にしている場合ではない。とは言え全く改善せず常にご注文はうさぎですか?BLOOM直前状態(なんだったら今日も見れていないがTLの反応を見てドキドキしていた)、思えば本当に疲労が蓄積しきったときはもはや座るしか手がないという結論にかつても辿り着いた気もする。しかしそんな時こそひらめきがあるもので、こう、原理はわからないが、バランスよく立つよりも両脚をくっつけて奇妙に安定感を生み出すと……緊張感が解れている!魔法科高校の劣等生前ほどではないが、神様になった日直前ぐらいは弛緩した筋肉となっている。この年になってもまだ肉体の制御で学ぶことがあるのだな、と実感した一日であった。

肉体というと日頃夜ふかしがザラなので、長丁場の深夜イベントでも余裕で楽しめてしまったのはアニメの1話で自分の能力に気がついてしまった主人公かのような、なにか自分の人生が妙に肯定されたような心地で、とてもすがすがしい気持ちになった。
後はこの長丁場で大量にアニソンがかかるというのもそうで、ある程度でも文脈だとか、最低でもほぼタイトル程度はちゃんとわかったのは今まで培ったアニメ筋の賜物だな、と感じてそういう意味でも嬉しくなる。イベントそのものの素晴らしさもさることながら、そうした体験としても奇妙に良いものが得られたのではないか、という気がしている。

気持ちの高揚によるアドレナリンが尽きてくると、いよいよ肉体が限界となっていた。カロリーを摂取すべく最後に『神様になった日』#3、だけみる。正直このノリが結構好きなことを、認めざるを得ないかもしれない……。
他日曜分で書けなかったが見たアニメ→無能なナナ4、モリアーティ3、おと恋4、エタニティ4、鷹の爪4(ご注文はうさぎですか?BLOOMに対しての心の準備が結局あまり出来ずまだ見られていませんが、早いうちに確認したいと思います)


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