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日記 2021/12/24

クリスマス

ここ2年ぐらい労働で疲れ果てたり、風邪っぽかったりであまりがんばっていなかった半額ケーキ探しを今年は気合を入れて実施。なんといっても今年は修理した自転車という立派な足がある。何度も通っていたケーキをたくさん仕入れるコンビニが今年は全く仕入れておらず、2年という歳月の重みを感じちゃった。毎年半額にしてたから、方針変更かな……。大学が近いので禍でパーティ需要が減ったとか、そういうのもあるのかも。

3件目星をつけて日付変更直前に再度訪れる。一件目は3割引、二件目は売り切れ、三件目はまだ割引がなし……と面白いデータがとれた。大雨の中自転車を走らせて、結局一件目で三割引きで購入。おいしかったけど普通にお腹いっぱいになっちゃった…。

今日のセレプロ

とりあえずセレプロの話する。いや、良かったよ最終回。

結局ここに尽きるかな。やりたいことをやりきってよかったんだけど、そこまでの流れはあんまりよくはなかったね……という感じ。

象徴的なのが水着のエピソードだと思う。あれすごく重要な話だと感じていて、心臓を「受け取った」ことを負い目に感じて隠す鈴音は、セレプロの「届ける(ことの素晴らしさ)」っていうテーマと相反している人物なんですよね。傷を隠した彼女が、そこと向き合い、自らの運命を受け入れて、今度は届けることを改めて選択するっていう、そういうエピソード。でもこのシチュを持ってくるために「いやそんなに水着に拘る必要あるか?」「そもそも隠れる水着ぐらいあるだろ」っていうツッコミを呼んじゃうようなホンの強引さがあった。こういうところが上手く運んでいたら、マジの名作だったんじゃないかと思っていますよ。

そういうところ踏まえてラストダンスのビジュアルが普段の彼女たちの姿に近いっていうのも、自分(生まれや、家族)を愛して等身大のままでアイドルになれるということ。アイドルの本質っていうのは神性めいたカリスマというよりは、純粋にエールを受け取りエールを送る存在なんだっていう、そういう表現になっていてすげーいいんですよ。姉のことをアイドルとしてじゃなくて人として改めて知る玲那とかさ。家族が頻繁に写るのも、やっぱりそれぞれが人間であるっていう描写であるわけで。リアリティーショー、そもそもそれが等身大の彼女たちをある程度見せるってことじゃないですか。

テーマの「届ける」ことを考えると会場でのライブではなくテレビっていうものを持ってきたことにも納得感があって、多くの人に届ける存在としてのアイドルがこの作品にはある。電話だったり手紙だったり想いを伝える方法って色々あるけれど、その最たるものとして日本中どこでも見られるテレビ(配信)の存在感が最も大きい、としている。

作中番組のリアリティーショーと現実の番組のアイドルアニメにはやっぱり改めて多分接続があると感じていて、ステージの裏側を見るアイドルアニメでいいなって思うことが、彼女たちのリアリティを愛するということなんだと思う。その上でライブシーンはライブっぽく、モノローグとかなしにステージ側としてはステージの演技一本で勝負してるのも本当に偉くて、これは彼女たちが実際に歌で伝えるっていうことをちゃんと描くとしたら、これしかない。
こういう構造がいいなって思うだけに作中での視聴者の顔がぜんぜん見えてこなかったのが惜しい……落ちたアイドルに家族にスタッフに、だとほとんど身内じゃん! ってなっちゃう。ここは現実の視聴者に番組の視聴者であることを委ねているのかなって気もするけどね。でもだったら作中の番組がどうにもアニメのあれこれを知った上じゃないとほんまに面白いのか? って思っちゃうようなグダりだったのとかもやっぱり惜しくて、いや~こういうところ惜しいんだよな……。

この番組、どうなん? って思いつつも悪人みたいなポジを出して回すことをしなかったのも、終わってみるとたしかにそういう倒す話じゃなかったねとは思う。オーディションなのに優劣での勝負ということを徹底的に避けて、どう届けてどう受け取ってもらうか、みたいなところに終始していたのも自分としてはいいなって思うし。

最終回で鈴音たちが今度は見る側になったことで、ステージ側の彼女たちが似たような姿でなおアイドルとして存在しているのが際立つのも良かった。いやー自分でもびっくりするぐらいいいところめっちゃ出てくるんだけど、同じぐらい悪いところも出てくるんだよね。いや番組終わって未来に飛んで振り返るの何度もやるなよ、話の腰折っちゃってるじゃん、とか。
まあでもやりたいテーマをきっちりやりきって、ちゃんとそこに説得力を出せるぐらい良いライブパフォーマンスができる作品でよかったなと思ってます。いいところ探しをしたくなるぐらいのパワーを感じられたってことだし。よかったなっていうのはアニメとしても、俺のオタクの姿勢としても両方かな。出来がいいかどうかだとだいぶ微妙だし、評価が低くなるオタクの意見に全部頷いちゃうけどな~!

今日のアニメ

ほかのアニメの話も。ムサシ13、セレプロ13、ヴィジュプリ13、でーじ30分。

ムサシ、快作でしたね。今季ロボットアニメの中では個人的に一番シンプルに楽しかったアニメかも。暑苦しいノリと、ラブコメ、ハードな危機的状況のドラマのバランスが不思議と絶妙で、退屈しなかった。セカンドシーズンも楽しみ!

ヴィジュプリ、今季もっとも嬉しいアニメ。最終回はライブをとにかくやってドカーン! というよりもいい音楽グループアニメの最終回、マジで無いんだよな。とにかく人物たちの掛け合いとか関係の描き方がすげーよくて、やりとり全部が嬉しかった……。ヴィジュプリも争いの場なんだけど、最終的には戦う選択をしなかったアンジュ(O★Z)をみんなが後押ししてくれるのがすげー良い。バトル描写バチバチにうまいアニメなのにね。出来でいえば間違えなく今季でもトップクラスです。

でーじ、30分にまとめた特別放送があり、ちょいちょい見ていたがちゃんと追えていなかったので見た。や、アニメーションが上手すぎてはっきり言って言うことないですね。

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