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2021/11/18(バグダッド)

労働

終わりだよ~

労働の出向先が決まらないので12月の予定が一生決まらない。一生決まらなかったら一生在宅なので別にいいのですが……。今日お話を聞きに行ったところ、在1の出4っぽい。出5になってもおかしくないと思ってるから、ひとまず1日だけでも在宅があるのはありがたいな~。まあ決まるかまだわからないんですが……。

バグダッド・カフェ

見た! ごちうさ展のパンフレットでkoi先生が影響を受けた2作として『アメリ』と並んで挙げられている一作。マジックが作中で重要な要素になっているのはごちうさ側からの直球のオマージュを感じる。
「根本にあるのは悲しさと苦しみなので、そこは優しさで包みたいと思いました。」とはパンフレットのkoi先生のごちうさの姿勢ということだが、この点でも共通点を感じる。共に夫と離れて寂しさを感じているジャスミンとブレンダがこの作品のメイン登場人物だが、バグダッド・カフェにおいてはこの寂しさこそが人の繋がりに至る大きな鍵となっている。最初の出会いのシーンで汗を拭くジャスミンと涙を拭くブレンダはこの段階で似た者同士と重ねられているわけだし、ブレンダの態度が軟化するのもジャスミンが孤独だということを知ってからだ。ジャスミンが序盤あれこれ(ブレンダからすると、相当お節介に)動いていたことも彼女が所在なげで寂しかったからに他ならない。
異国からのマジックを使い人々をつなげる魔法使い、めちゃくちゃココアさんなんだよな……ココアさんにも何かの寂しさがあったりしたんだろうか。

人種や出身、立場もバラバラな人々が寄り添う構図だからこそ、この作品に奇妙な暖かさを感じる人が多いのかも知れない。そういう意味では終盤に突如「仲が良すぎる」と旅に出るオジーもある意味でバランサーだったのかなと思う。仲が良すぎることは時として輪の内側と外側を作ってしまう。それこそ家族とそうでないものを区別して阻害していた頃のブレンダのように。だからこそ、バグダッド・カフェが人々にとって開けた場所であるためには、風通しがある程度良くなくてはいけないのかもしれない。

派手なシーンはほとんどないがとにかく映像の雰囲気が良い作品だった。終盤のマジック・ショーの幸福な空気感は見ているだけでも楽しくなりそうな開放感に溢れていた(閑散としたカフェが混むの、クリスマスのラビットハウスを思い出す)
定期的に挟まれるブーメランのシーンも良かった。宙を飛ぶブーメランの開放感と、夕日の中の美しさ・もの寂しさ。がつんとぶつかって簡単に墜落してしまう儚さ。
一人ひとりの心情の繊細な描写が良い。缶を投げつけ暴言を吐いたブレンダが人知れず涙を流すところなど、胸に迫るシーンも多い。このあたり日常モノに通じる手付きでもあるなと感じた。これもまた「場所」を軸にしたお話であるわけだし。
ロケーションも抜群に良くて、この作品の大きな美点の一つだろう。閑散とした荒野に佇む小汚いカフェとモーテルが、しかし不思議と魅力的な場所として映る。カフェの色付きガラスから人物を移すことで距離感を演出するの、アニメだ……と思った(アニメしか見てない悲しきおたくくん)全編映像が良かったから、こんなに映像を練って作る映像作品ってすごいんだな~と初めて映画を見た人かよって感じの気持ちが生まれてきた。『アメリ』も是非見たいね~。

勢いで戦コレ7話の芭蕉ちゃん回も見た。いやーやっぱりめちゃくちゃいい回だ。バグダッド・カフェを見るとド直球のオマージュが散見されて笑ってしまう。俳句を軸にした台詞回しのテンポがハチャメチャによくて、30分という時間も相まってあれよあれよといううちに展開が進んでいく感じが心地よい。俳句(五七五)の崩しや反復なんかも効いていて、会心のホンだ。映像も雰囲気が出ていてとても良い。バグダッド・カフェはアメリカだから荒野に佇むカフェだったが、戦コレは日本ということで遠さのイメージとして海が出てくるのも面白い。あと芭蕉ちゃんが激萌え。

今日見たアニメ

スカネク21、サクガン6,7、アクアトープ19,20、180秒6。映画を見て勢いづいたのでモクヨル追いつけて良し。

アクアトープ、相変わらず最悪労働描写で盛り上がっちゃうの、わるい視聴者なんだけどやめられないね……(最悪だから仕方がない部分もあるじゃないですか、という言い訳)後輩ちゃんだとワイワイできないから、ワイワイ出来るアクアトープの最悪さの方向がありがたいみたいな部分はあるんだよね。くくるに幸せになってほしい、この気持には偽りはありません……。

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